ああ今日も恭平くん頑張ってるかな。私は自分の仕事中にそんな浮き立った想いを抱いていた。 明日は偶然にもどちらも休みで久しぶりに何処かに出かけよう、と前々から約束していたのだ。 恭平くんは私に気を遣って「行きたいところ決めておけよ!」と言ってくれたのだけど私は恭平くんと一緒にいられたら何処へ行ったって構わない。寧ろ部屋で2人きりでのんびりするだけで私は幸せ過ぎて蕩けてしまう。ああもう私は相当恭平くんに侵食されているなあ。そんな恥ずかしい想像していると先輩に「今日は珍しくぼーっとしてるわね。さては明日はデートでしょ」と言われてしまった。いけない、私顔に出やすいタイプだった。そう思いながらも顔は真っ赤に染まっていたのだった。
ああ今日もあいつ頑張ってるかな。俺は練習中にそんな浮き立った想いを抱いていた。 明日のデートは実に2ヶ月ぶりであっていくら何年もの付き合いだからと言っても楽しみなのは抑えきれず練習は朝からそわそわしっぱなしだ。 俺は彼女に行き先を任せたのだけれど俺は彼女と一緒にいられたら何処へ行ったって構わない。寧ろ2人きりで家とかでのんびりするだけで俺は幸せ過ぎて何も考えられなくなっちまう。ああもう俺は相当あいつに侵食されている。そんな幸せな想像していると丹さんに「おっ世良明日デートかー?羨ましいぞこの野郎!」と言われてしまった。いけね、俺顔に出やすいタイプだった。そう思っていても一度緩んだ頬は暫く戻ることはなかった。
想い想われの金曜日
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お題は「brooch」様より
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