追記


埋火の様に燻っている。
灰の中で消えずに燃えている赤い青い火。

君は気付かない。
気付いていない。

灰の内側は何にも晒してはいないから。

君はいつも通りだろう。
この気持ちを打ち明ければ、
急にどうしたと、言うのだろうね。

急じゃないんだけどな。
ずっと、燃えていたんだよ。
ずっと、ずっと。
栄華と衰退の象徴の、赤い青い火が。

渇望する程望んだ新しい関係を築けるか。
それとも君との全てまで燃やし尽くすか‥


ねえ、マサル。
僕はね、君が‥。


キュッと口を結ぶ。


(好きなんだよ‥)



しかた(つっこ)さん風味
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