※会話文




「総司さあ?」
「ん〜?なに?」
「彼女できたってマジ?」
「マジ」
「嘘だろ」
「いや嘘じゃないから。だいたい嘘なんかついてどうすんの。見栄?見栄なの?」
「ああそうだよ、どうせオレは見栄張りたいよ!あー可愛い彼女ほしい」
「なんだ僻みか」
「……で?」
「え?」
「どんな子?」
「どんな子、ねえ……。とりあえず優等生?あと頭固そう、っていうかたぶん固い。あと……素直じゃない、かな」
「ふーん?でも好きなんだろ?」
「好き?」
「好き」
「誰が?誰を?」
「お前が。その子のこと」
「……好きは好き、かな。どっちかというと興味が湧いたって方が正しいけど」
「はあ?なんだよ、それ。じゃあ相手の子はどうなわけ?」
「うん?まあ、嫌われてはないだろうねえ」
「……………それさあ。ほんとに付き合ってんの?」
「一応。でも今はお試し期間、みたいなもんかな」
「じゃあ他の男が手出しても平気?」
「今はまだ、完全に駄目ってわけじゃないけど。でもまあイラッとはするかな。あと男と女の関係になられるのは駄目。今は僕のだし」
「なんだよそれ。じゃあ……告白とかってどっちからしたんだ?」
「え?」
「え?」
「してないよ」
「…え?」
「だから。してない」
「……………はああああああああああ!!!?」
「平助、うるさい」
「は?お前。なに、」
「別に告白とかどうだっていいじゃない。さっきも言ったでしょ。一応、彼氏と彼女」
「なんかお前と付き合うことになった相手が可哀相になってきた。……いくつ?」
「失礼だね。高二」
「ちょっと犯罪くさくね?」
「どこが?」
「22と17ってまあ大丈夫といえば大丈夫だけど。オレらくらいからしたら学生って妙に幼く見えねえ?」
「あ、まだ誕生日きてないはずだから16ね。あの子も平助には言われたくないと思うよ」
「おいそれどういう意味だ」
「そのまんまの意味だけど?」
「………まあ、今はいいや。…犯罪臭がする。きゃー!総司の魔の手に女子高生が!」
「……………(イラッ)」
「ぐはっ!ギブ!ギブ!」
「ちっ」
「はー苦しかった。っていうか今舌打ちしたよな!?」
「してないしてない」
「(嘘つけ)……教え子だっけ?」
「そうそう」
「あー、いいなあ!オレも家庭教師しようかなー」
「教え子が女の子とは限らないし、そもそも平助には無理でしょ」
「…ソウデスヨネー」



平助から見た沖田先生と雪村さん
「なんか変わってんなー」






111203
二人の関係は両想いの一歩手前のようなそうでないような
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