20231029 15:58 テセウスの双翼、読みました〜の方
テセウスの双翼、読みました
グロ系が苦手なのでちょっと躊躇いがあったのですが、しゃわ浣に釣られて購入しました
きらきらの白い表紙に鮮やかな紫色のエッジカラーがとてもよく効いていて、装丁だけでこの本を手にしてよかった!と嬉しくなりました
瀬見白と牛島の関係、及川との比較、正セッターの交代劇はそれぞれの作者さんのなかに(読者のなかにも、もちろん自分にも)それぞれの拘りがあるだろう部分だとは思うのですが、破綻なくまとまっていて納得させられました
瀬見は白布が現れるまでは(不本意ながらも)白鳥沢の方針に従っていた、というのは個人的にもしっくりくるところでしたし、瀬見は白布みたいな配球ができないんじゃなくてしたくないだけで、そうやって我を通す瀬見に惹かれる白布という構図が好きなので、今回のお話はそういった点でも楽しみました

ラストの牛島から見た瀬見白が締めとしてほんとうによかったです
瀬見白のしあわせなかんじが伝わってきたし、高校時代のふたりについての答え合わせが大人になった今だからこそできたんだというか…
中盤あたりは読んでいてちょっと苦しかったりもしたんですけど、瀬見白けっこんしてた!ですべてがはっぴ〜〜になってしまいました
それまでの二人抱える後ろ暗さとか葛藤とかマイナスの要素をすべて忘れてしまいそうでした(あまりよい読みかたではないとは思います、すみません)
白布の復讐のあと、お互いの努力で少しずつ関係を健全なものに変えて、交際スタート→様々な摺り合わせ→養子縁組に至ったのかーと妄想すると感慨深いものがあるなと三周目くらいに気づきました
素敵な瀬見白を本にしてくださってありがとうございました

ギリシャ神話には明るくなくて言及できないのは申し訳ないです
あとがきの解説は興味深く拝読しました

テセウスを読みながら、オメガバースのほうは後編を手に入れるまでは開封せずにしまっておこうと思っていたのですが、結局我慢できずに読んじゃいました(待てができないオタク)
後編を楽しみにしています!
(前編の)終盤で白布が瀬見に好きって言うところはとてもえっちでよかったです、とこれだけは…

Xとか、壁打ちまとめとかも楽しく読ませてもらっています
今後もどうぞお身体に気をつけてお過ごしください

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