20211207 13:02+α カイさま

カイさま

こんばんは初めまして。
すっかり返事が遅くなってしまって申し訳ありません。
そして沢山の感想を(本当に卒論のような感想を……!)本当にありがとうございました!
折角なので頂いていたメールをこちらのページでまとめてお返事させて頂きたく思います。

■今、君に殺されたい/今、君を殺しにきた

二冊組にして二組のCPを抱き合わせにしないことで、どのカプも「主人公」になり得る可能性になるかなと思って書いたのもありますし、まるで正反対になったCPの対比をしたいというのもありますがもうひとつのテーマとしてずっと一緒に生きてきた双子が段々別の人間になって行くところまでを書きたかったのでそれが伝わってとても嬉しいです……!

強さの形は色々あって、この四人それぞれの強さの違いについても拘っていたのでそこを気に入って頂けて何よりです。
ひとつずつ向き合って指差し確認をして理論的に強さを確証していく北、自分は自分であるという心に従うことが出来る侑、人と馴染んでいくことを選択してその努力ができる角名、自分の意思を曲げて「待つ」が出来る治、どれも生きて行くにあたって難しいことで、これを全要素持ち合わせる人間になることって不可能だなと思うので、だからこそ一番ちぐはぐになりそうな要素の二人ずつがくっつくとちょうどつり合いが取れてうまくパズルのピースがあった感じになればいいなと思って書きました。

二人のカプ観を表す言葉を、書いてる最中はかなり頭を捻って絞り出しているので本当にそう言って頂けるのものすご……く!嬉しいです!!!ありがとうございます!!!

私の中でキャラの指標を作るために必ず一冊目は原作沿いを書くと決めているので、この解釈が少しでもカイさまの心を打っていれば幸いです^^


■ラプラスに羽搏く愛の代償

久々に種明かしで引っくり返るタイプの話を書いたので衝撃を覚えて貰えてとても嬉しいです!
一度読んでから二度目を読んだときに別の色が見えると良いなと思って書いていたので読み直して頂けたこともとても嬉しいです。
正直小説のタイトルって読み手側だとうっかり見落としがちなんですが(お恥ずかしながら少なくとも私は結構そうなので)、作品を読んだ後にタイトルが繋がっていると「は!」となるので拘ってタイトルを付けて良かったと思っています。
実際最初のバタフライ効果は前世の北と侑の「願い」の擦れ違いから始まっているので…!
「孕むんやな」の北は、侑♀を通して侑を見て来たけれど、「お嫁さんとして生まれて来い」と北が言った通り、あの時女として生まれなかったそれだけの理由で何もかもが崩れてしまった侑が意地でも女で生まれて来たのを抱いた瞬間にその身体が確かに女であることを実感して漸く侑と侑♀が北の中で繋がったのだと思います。
だから今世では侑♀を北は孕ませることができるし、侑を手に入れることが出来る権利を持っているのにそうできなかった過去も過ったりするのだろうな……と考えたりして生まれた台詞でした(超いらない長い蘊蓄……)。

こちらこそ1/9の新刊がカイさまにとって楽しめる一冊をご提供できれば幸いです^^


■本について

ラプラス〜の本収録についてですが、1/9で恐らく出せる3冊目の新刊が「やり場に困るタイプの女体化SS再録」になりまして、こちらに収録させて頂く予定です。
ただ、CPが稲荷崎内でかなり混在しておりますので、苦手なCPがある場合はご無理はなさらず、後日サンプルを上げる予定ですのでそちらを参照に大丈夫そうであればお手に取って頂ければ幸いです。

この度は本当に沢山の感想をありがとうございました!
私もなるほど読む側にはこういう角度から見えているのか……!と新たな発見も多くさせて頂けてとても参考になりました。
またお暇な際に小説を覗いて頂ければ幸いです。





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