ヨチヨチ御礼

こんばんは。
いつもお世話になっております、そしてこの度は本を手に取って下さりありがとうございました……！
あの、本当に小説一本書けるくらいの感想を頂いてしまいとても嬉しく、恐縮でもあります……！

元々角名を攻めに据えていらっしゃるはなさんが以前「初治角名です」と言ってくださったので、せめて少しでも御不快の無いカプ観になっていればいいなと思っていたのですが、楽しんで頂けたようでとても嬉しいです。
frdt先生が侑を愛の人と表現していましたが、侑が愛の人なら治だってそうだろうと思い、治の愛の在り方ってどんな感じかなと考えた時に、ぐいぐい引っ張る侑とはまた違う愛だと良いなと考えながら書いていました。
キュのキャラの、一辺倒に強い訳では無く、「弱さがあり、その弱さを自覚しているからこその強さ」を大事に伝えられていたらいいなと思います。
角名の終盤の展開は苦手な方もいらっしゃるだろうなと思っていたので（ネタバレ故にキャプションに説明を曖昧にぼかしましたし）、大丈夫だったようで安心しましたというのが今一番の感想です…；；；笑
後はやはり、「友達、元チームメイト」であるという関係性にめちゃくちゃに萌えて書いた小説なので、その色を濃く出せていたら幸いです＾＾

侑北もなんだかすごく恐れ多いお言葉を頂いてしまい本当に身に余る思いです…！
本来掠る筈のない二人の未来が重なる瞬間をどうしても書きたかったのでこんなに楽しんで頂けるのなら丁寧に書いてよかった…！となっています(笑)
角名に比べて侑の周りは攻撃性の高い人はあまり描写しませんでしたが、実際のところは侑が他人に興味が無いため記憶にも残らない程度だった＋気性の荒い性格故に角名ほど周りが口にしない故に描写しなかっただけで、侑も存外あちこちで偏見発言を受けたりしるという裏設定でした（侑の上司が理解があるというていを持ちながらも「お前は女が選り取り見取りでゲイとは縁が無さそう」とわざわざ口にしてしまったり、テレビでも入籍ニュースでコメンテーターが「女ファンが悲しむ」など恋愛対象を女に絞りそれを公前で当たり前のように口に出してしまう根っこでの偏見が蔓延っています）。
その偏見を北は理論的に人間を「生物的に異性を好くことは子孫存続の道理」と納得しているので、えらい言われようやな、とテレビなどの反応を見て思いつつもその点への不満は持っていないのですが、逆に侑は北と過ごしバレーを引退したことで少しずつ意識が外へも向くようになって、悪意の言葉と意思をちゃんと理解できるようになっていってしまう（いい意味でも悪い意味でも）というイメージで書いていました（感想で触れて頂けてすごくうれしくてめちゃくちゃに語ってしまってすみません、小説でしっかり書けって感じですね！(笑)）

本当に、こんなに新刊を大事に何度も咀嚼して下さる方の元に本をお届出来たことを光栄に思いますし、本もすごく喜んでいると思います。

私は「これが私の研究論文じゃ～～～！」という気持ちで今回の新刊を出しましたが、違うネタは勿論、同じネタだったとしても書き手さんの数だけ魅力的な侑北があると思いますし、私ははなさんのような透き通る青い空気ような両片想いみたいな侑北は書けないですし、何よりはなさんが書いてくださらないと私がはなさんという大好きな字書きさんの小説を読めなくなってしまいます！！！(笑)
私も流石にここまでの長編は分かりませんがまだまだ侑北も治角名もネタが出る限り書くと思いますし（はなさんの琴線に触れられるものもあれば駄作もあると思いますが…！）、はなさんの小説も読みたいです。
むしろ365日のうち300日は仕事の悲鳴を上げ、萌えツイをしたと思えばニッチな話ばかりしている自我垢に気長にお付き合い頂いて私の方こそ恐れ多くていっぱいなのです……
これからもお気軽に何でも話しかけて頂ければ幸いです（コミュ障故に交流が得手では無いのですが、話しかけて頂けていつもすごく嬉しいです）。

こちらこそ、こんなに素敵な愛情のぎっしり詰まった感想を本当にありがとうございました！この感想を頂いて今週の仕事を乗り切りました（本当です）。
これからもどうぞよろしくお願い致します＾＾

螢