「名前、あげる」
「ん?なに?これ」
「なにって誕生日プレゼントに決まってんじゃん」
「え!?覚えててくれたの!?」
「当たり前じゃん」
これくらい彼氏として当然でしょ。
「見ても良い!?」
「うん」
「…ぇ、わ、うそ!これあたしがずっと前リョーマに欲しいっていったやつ…!」
「うん」
「ほんとに買ってくれたんだ…」
「うん」
「えーっ、えーっ、えーっ!!」
「…少し落ち着いたら?」
見てて面白いけど。
「リョーマ!」
「なに?」
「ありがとう!」
「………………べつに」
そんないきなり笑いかけないでよ
相当侵食されていると思う、心の奥の奥まで
配布元 リライト
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