「菊ちゃん!」
「あ!名前ちゃんっ!」
向こうから全力で走ってくる名前ちゃん。
俺の彼女!
「部活おつかれさま!今日はどうだった?」
「たっのしかったよー!今日はねー、おチビとちょこっとだけ試合したんだー!」
「えー!勝手に試合ってしてもいいの?」
「ううん、ダメ。だから手塚にはヒミツでだよ!こっそり、手塚が先生に呼ばれてる間に!」
シーッとジェスチャーつきでそう伝えると名前ちゃんはすごく楽しそうに笑ってくれた。
「じゃぁ菊ちゃんが今日も部活頑張ったっぽいから、ジュース買ってあげよう!」
「ほんとに?やったー!」
「何がいいー?」
「んじゃぁカルピス!お礼に名前ちゃんにも買ってあげるよ!何がいい?」
「私はミルクティー!…ってこれじゃぁご褒美になんないでしょー!ばかー!」
そう言って笑いながら俺の背中を押してくる。
おチビとの試合では4−3でリードされてたし、
委員会で遅れてきた大石に見つかって怒られちゃったし、
おチビには「まだまだだね」って言われちゃって、ヘトヘトだったんだけど、
名前ちゃんの笑顔のおかげで元気でた!
「疲れたときは甘いものだよねー!」
「? 菊ちゃん、お菓子食べたいの?」
「んにゃ、俺はお菓子より名前ちゃんのが食べたいなー」
ってそんなに真っ赤になんないでよ!
かわいすぎるよ!
君はシュガー
配布元 BLUE TEARS
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