2.ヤバい萌える
「やっほーショクマン!」
「げっ!なんだ仙蔵と一緒に…しかも俺はショクマンじゃねぇ!」
「ぎゃあぎゃあ言ってるショクマンは放っておくとして…私は君に用があるのです」
「無視かよ!」
善法寺君は突然現れた私達に目を丸くしている。
ゲヘヘ…可愛いのー
受けっぽいな………
「あの…僕に何の用かな?」
おっといかん!うっかり違う世界に行きかけた…
「うん。実は…」
自己紹介をすまし、用件を言う
「え…そんな…僕なんて無理だよ」
眉を下げてお決まりの台詞
そうはさせん!
「えー!なんでなんでー!そんなにイケメンなのに出ないのなんて勿体ないよー!」
「そんな僕イケメンじゃ…留さんとか良いと思うけど…」
「ケマトメは実行委員だからダメよー。だから立花とかも出ないの。ね?立花」
「ああ。伊作、観念したらどうだ?どうせ今年断ってもまた来年もくるだろう…」
「立花の言うとおり!お願い!」
「でも…」
あと一押し!
あと一人で揃うのよ!私の仕事が減るのよ!
「私善法寺君になら担当でも票入れたいよ!つか私…善法寺君は全てドストライク!」
シンと静まり返る周囲
嘘は言ってないが勢いづき過ぎて中々アレな内容だった気もする
目の前では顔を真っ赤にして小さく唸りながら下向いて顔を両手で覆い隠す善法寺君
やば……二次元キャラ…萌える…
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