「円堂くん、俺結婚することになったんだ」
「へえ」
「料理が上手で、きれいで、品があって、とても優しい人なんだ」
「そうか」

「守は俺が幸せにするからね」
「うん。俺もヒロトを幸せにするから」
「うん。ねえ、大人になっても守は俺だけの守でいてね」
「ああ、ヒロトもずっと俺だけのヒロトでいろよ。あっそうだ、指切りしよう」
「いいよ、じゃあ指切りげんまーん」

嘘ついたら針千本飲ーます


「俺、円堂くんに一番に知らせようと思って」
「そっか」
「円堂くんは俺の一番の友達だからね」
「そうだな」

「俺はヒロトの一番?」
「もちろん一番好きな人だよ」
「そっか、よかった。俺もヒロトが一番だ」

「なあ、」
「なんだい、円堂くん」
「その人はお前の一番?」
「もちろん一番好きな人だよ」
「そっか、よかったな」


「ところで喉かわいたろ?今いいもん持ってきてやるよ」



―――――――――

ある意味嘘はついてない基山



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