俺を馬鹿だと笑うがいいさ




謙也さんの可愛い可愛い下の口にご褒美をあげた。何あげたんってそんな野暮なこと聞かんといてよ(ナニやナニ)。


「けーんやさん」
「……なんや」
「あれ、怒ってます?」
「怒ってます」


あれから俺達はトイレの個室に入り、ひたすら求め合った(間違えた、求めたのは俺だけや)。まぁ謙也さんも結構ノリノリやった(と思う)。
そんな謙也さんの今の状況はと言うと、胡座かいとる俺の上に乗ってふて腐れている。


「えぇやないですか別に…はじめてやないんやし」
「そう言う問題とちゃう!学校ではこんなことしたらあかんの…!」
「何言うてはるん?学校やから興奮するんでしょ」
「俺は別に興奮せぇへん!」
「…いつもより濡れとった、ってぇ!!」


勢いよく殴られた頭の痛みさえ心地好い。


俺を馬鹿だと笑うがいいさ



10/11/02

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