「はいじゃあ5-4でチーム坊主の勝ち!!」

俺の歓迎を込め、今日のチーム名は「チーム坊主」になった。まあチーム名はともかく、勝てて良かった。最後、俺がライト前にタイムリー打って試合が決まった。栄口がランナーを二塁に送っていなかったら点は入らなかっただろう。ツーアウトだったからランナーもすぐに走られたからな。俺はネクストで見た栄口の見事な送りバントを思い出して惚れ惚れした。

「お疲れ巣山」
「ナイバッチー」
「あ、あざす」

チームメイトは「何か食いに行こうぜー」と言いながら各々トンボを手にしていた。俺もベンチに荷物を置き、整備に混ざる。

「巣山」
「ん」
「ナイバッチ!」
「おう、栄口こそナイバン。警戒されてたのによく決めたな」
「まあバントは割と得意だからね。ずっと二番だったし」
「そっか」
「うん」
「……ああっと、今日すげー楽しかった。ありがとな」

礼を述べると、栄口は楽しそうに笑っていった。

「それはよかった!!是非また来てね。結構不定期だったりするからメールする」
「うん、頼むわ」
「あ、でも毎日電車で会うか」
「まあな。でも、してよ、メール」
「う、うん」

その後皆でうまいラーメンを食べに行った。やっぱラーメンは味噌だな。栄口に言ったら「醤油だよ!!」ってチャーシュー取られた。




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