「ふぁ……」
あんなに寝付けなかったのに(よく寝たなあ)。もう時間はお昼前だろうか。 よく誰にも起こされずこんなに寝れたもんだ。うん。 そろそろ起きないとまずいかな、と体を起こそうと…起こそうと、した、んだけど。
何かに引っ張られている。
そう、腰のあたりをがっちりと掴んでいる何か、に。
「―――っ!!!!!!!」
全身が叫んだ、震えた。 心臓が止まった、絶対一瞬だけど止まった。
腰に巻き付いてるのは確かに腕で、その腕の主は佳主馬。わたしは死ぬかと思った。そんなばかな。昨日一体わたしはナニしたんだろう。 佳主馬のところに夜這いに来てたの?それこそ、ばかな。 佳主馬かわいいしかっこいいし、(ペロペロとかは思ってないし言ってもないけど)わたしが手を出すわけが………。 でもよーく昨日の夜に何があったのか思い出してみると自分でも分かるくらいにみるみるうちに熱を帯びていく。
「ん……」
佳主馬の漏れた声が合図だったのかもしれない。 恥ずかしさのあまり、
「くぉらああああああああああああああ!!!!起きろ佳主馬ああああああ!!!」
「!!!!!!!!!!!!!」
叫んだ。
飛び起きるとはこういうことを言うのだろう。 佳主馬は無事に怒鳴り声で起きたのだ。
「えっ、なに、なんなの」って言いながら寝癖のついてる佳主馬が可愛くてもどかしくて思わず抱きしめたのは言うまでもない。
∴∵∴∵
「夏希ちゃんってさ、彼氏とどうなの?」
「ぶっ!!!!」
そしてわたしは今、夏希ちゃんに探りを入れている。年上だけどちゃん付けなのは気にしない。わたしは呼びたいように呼ぶの!これわたしのモットー。
探りを入れているというか、入れながらの相談というか、考えてみようと思って。
「いきなりどうしたの名前……」
「……むぅ」
「?…」
「夏希ちゃん………!」
もう考えるのは無しだ。考えないで動こう。そう、野生でいこうそうしよう。そしたらまずは佳主馬にドキドキしてもらおうじゃないか。
「わたしに…、浴衣の着付け教えて……!!」
「あ、そうか、今日上田わっしょいだもんね。いいよ」
うんと可愛くしてあげる。そう言った夏希ちゃんはやっぱり年上で綺麗だと思った。
▼何を、書いているのか、本人にもわからずじまいなのです。 なんかもちゃもちゃしちゃってよくわかんないですが…
青谷さんよろしくです!
以上、間宮が担当しましたっ!
20120807
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