7月下旬。今年もやってきた、長野県上田市。周りにはたくさんの緑と響き渡る鳥たちのさえずりと。
前に佇む、陣内家。
今年も夏がやってきた。
01.Welcom to 陣内 Presented by 間宮
「こんにちはー!」
「あら、名前じゃない!」
「万理子おばさん!」
相変わらず迎えてくれるのは栄おばあちゃんの娘の万理子おばさん。 優しくてハキハキしてて本当の年齢を疑っちゃうくらい。
日差しが強かったから日焼け防止のために被ってきた帽子を取り、靴を脱ぐ。まっすぐ向かったのは、もう毎年のように使っているわたしの部屋。
今年も、お世話になります。そう独り言を吐き、部屋に入った。荷物の整理も終わらせ、今日はハヤテとも遊ぼうかな。
「さてと」そうしてハヤテの小屋がある方へ向かって、どの道を歩こうかな、とか。何して遊ぼうかな、とか。そんなことを考えていた。 だってどうせ佳主馬なんて遅いんだし。絶対遅いんだし…!
「ハーヤテー!!あーそぼーっ」
久しぶりに出した大声は可愛い陣内の愛犬の名前、"ハヤテ"を呼んだ。
「うっせー…。名前さ、もうちょっと女の子らしく呼べよ…」
声とため息となぜかその他もろもろの心の声が聞こえたと思ったら、侘助さんの姿が…!
「わ、侘助さん…!!」
「…なに、」
「わたしに会いに来てくれたんですね!!」
「違ぇよ」
真顔でツッコんでくれる侘助さんも素敵です…!
▼注意 侘助さんは普通に陣内家に打ち解けてます。 栄おばあちゃんの亡くなった事件があった年のあとの夏です。
侘助さんと佳主馬って性格というか喋り方というか似てるんですかね…?!わたしが書いたから似てしまったというあれですかね?!
はい、次の方にバトンタッチです! 夢主の設定はご想像で作り上げていってください。すみません、こんな雑なわたしです←
|