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「萌えの固まりっすね」


初めて会話を交わしたのは、高校2年生になったばかりの頃だった。









手を伸ばす勇気と引き換えに












高校の授業も終わり、部活や帰宅の時間になった蒸し蒸しする夏。
もちろん面倒な部活に進んで所属するわけもなく、学校の終わりの合図と共にわたしは帰宅する。

いつも決まって通るのはサンシャイン60通り。

今日も平日なのに相変わらずの人の多さに関心さえ覚え、別に気にするわけでもなく駅に向かって歩くハズなのだが、わたしは何を思ったのだろう、ばくだん焼き本店の方へと道を反れてしまった。





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