夏戦 | ナノ






キングとしてのカズマが偽ケンジにやられ、パソコンの画面に表示された数々の吹き出し。
【そんなバカな】
【立て!立つんだK!】
【K・カズマーーーー!】
など。たくさんの吹き出しに埋め尽くされた。

もう黙ってられない。



{カズマは負けてない!おしまいだとか言うなばか!}



そうアバターでみんなに向かって叫んで、倒れるカズマを見る偽ケンジを睨んだ。
そいつの後ろにある円のようなものが光り、急いでカズマの前に出る。俺の後ろには仮ケンジもいる。



{……………}




しばらく睨みあってからケンジが声を上げる。






{お…っ、覚えてろよ…!!}










それありきたりな言葉だって。
負け犬みたいなセリフ吐かないで。ばかか、この。









ほんと、この瞬間って耐えられない










(ほんと、ほんとに。カンベンしてくれよ)

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