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医大か…すげえ頭してんな…。
「まじで松本の兄弟?」
「てめえバカにしてんのか」
「そりゃあ…」
「緑川まで!」
いやでも松本だし…。
松本つったら下から成績数えた方が早いしな…。
「俺勉強できないけど大丈夫かなぁ…。」
「加賀は問題ないと思うよ。松本が一番問題ある」
「ひどいな!!」
まあ松本もそうだけど…。
俺も結構できない方だし。
イライラされたらどうしよう
「大丈夫だって。成幸さん面倒見いいし」
「本当か?」
「おー、優しい兄ちゃんって感じ」
「それはねえ」
松本は否定したが緑川が言ったのならその通りなのだろう
そうか優しい兄ちゃんか…。
んじゃあ大丈夫かな?
「あ、そういえばケーキ六個買ってきたから成幸さんに好きなの三個あげたげて」
「おっさんきゅー」
「いえいえ」
てか本当にケーキだけでいいのかな…。
甘党とか?
「んじゃま、ボチボチ始めるとしますかー。」
緑川のそんな一言でだらだらと起き上がる
じっ、と机の上に散らばってる教科書類を見て、やる気を出そうとするがどうも出そうにない
代わりに出てきたのは、何故か朝の湊さんの言葉で。
『勉強なら俺だって教えられるのに』
少し拗ねた声が耳に残ったまま出てきては消える
なんで今出てきたんだ…。
意識しまいと軽く頭を振った
…やっぱ、本当に自炊とか出来ないのかな。だから俺がいなくなるの嫌、とか。
…掃除とか出来るんだろうか…。
考えれば考えるほど心配事が耐えない
けれど、例え雑用としてだとしても必要とされてるのは素直に嬉しい
所詮俺は居候だから。
湊さんの邪魔にはなりたくない。
もしも湊さんに彼女が出来たら、
すぐに家を出ていける心の準備をしておこう。
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