3*(島崎SIDE)




(島崎視点)

(R18)





篠原先輩の腕を引いて膝に乗せる
今だ状況を掴めていなくて慌ててる先輩は可愛いけれど、残念ながらそんな余裕などない

その証拠にやたら荒い息遣いが耳に入る…全部俺のだ。


「し、島崎くっ…ン」


何かを訴えかけようとしているみたいだけれど、それを黙らせるように唇を塞いだ

手を伸ばし、篠原先輩のソレを指で触れると甘い声を漏らしてくれる
……やべえ



「先輩も、触って…?」


はぁっ、と吐息を溢しながらそう言うと濡れた瞳でこちらを見てきた篠原先輩。……いやいや、なにその顔。そんな顔されるとこんな触りあいじゃ足りなくなりそうになるんですけど。


「っ…」


俺のシャツから手を離し、おそるおそると下腹部に手を伸ばしてくる先輩が落ちないように先輩の腰を支える

本当に触ってくれるんだろうか。
自分でいっといてなんだが、かなり幸せ


「お、俺他人の抜いたことないから…」

「俺もないですよ」


え、ということは初めての手コキ?
当たり前っちゃ当たり前だけど…

最高。興奮する。


先輩の手を握ってソレに触らせると、息のつまった声がした
…まあ、他人の初めてならこんな反応だよな


俺としては、先輩の手が俺のに触れた瞬間からいろいろやばいけれど



「ッ、先輩……、動かして」


手を沿えながらそう囁くと、ちょっとずつ手が動く
それじゃ物足りなくて、先輩の手に自分の手を重ねて動かしたら、篠原先輩が上ずった声をあげた



「は、ぁ……んっ、ん……ぅ」



恥ずかしいのか、俺の肩に顔を埋める先輩
おでこを擦り付けてくるところが堪らなく可愛い


男としてはもっと喘いでほしいものがある。
先輩照れ屋だから絶対我慢してるよ



「せんぱい、普段抜いてる感じでやって…?」

すぐ顔の横にある耳に囁く。大分俺の声も上ずってる
耳に軽くキスして舌を這わすと顔をあげてくれた

真っ赤だ。


「ふ、普段って…?」

「俺は先弄るの好きですけどね」

「っ、」


なんかこんな事言うと変態みたい
でも言って先輩が少しでも積極的になってくれればそれでいい

こんなことになるなんて、夢にも思わなかったけど



「こんな風に」

「んぅッ、…っく」


試しに親指でグリリと押したらビクリと先輩の体が揺れた


……やべぇー。




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