その後、スタジオに戻って数ページ分の撮影をしたらとりあえず終わりになった


暑かった。
外も暑かったけど中も照明が暑かった



「おいー、飯行こうぜ飯」

「おー。」


今は5時


昼ほとんど食べなかったからかお腹は結構空いている


とりあえず有美ちゃんに確認しに行こう




「ねぇねぇ、志水と飯食べに行ってきて良い?この後仕事あったっけ。」

ぶっちゃけ午前は別の収録あったからクタクタなんだけど。
あったらヤバい。


「今日はもう無いわよ。明日は午後から。」


やった。



「というか、志水って…。あぁ、あの地味系イケメンね。」

「…地味系イケメンって…。」


失礼な人だな。
確かにかなりのイケメンなんだけど、オーラがな、一般人

………納得してごめん、志水




「そういえば、隣のスタジオで島崎が撮影してるんだって。見に行ってきたら?」


え、まじで?


「撮影って、雑誌の?」

「そう。」


真面目な島崎くんを見れるのか。それも悪くない。

昨日のドラマで見たけど。
格好良かったなぁ


「志水に聞いてみる。じゃあ、俺行くね。」

「はいはい。」


有美ちゃんに軽く手を振って志水の元へ



「お前のマネージャー結構美人だよな。」

「………うん………」

「なんだその渋い顔。」


だって怖いってイメージしかねぇし。




「どこで食べんの?居酒屋?」

「酒飲むにははえーよ。」

まだ五時つってんじゃん


「えー、俺は酒のみたい」

「はいはい。」



志水が駄々をコネ始めた
面倒くさい。

まあ今日仕事ないし別にいいか。



「じゃあ居酒屋行ってやってもいいから、その前に寄っていきたいトコあっからそっち行っても良い?」



島崎くん見たい。



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