・・・・ホワイ?






「か、かかかかかk、かんざ、ふぇっ神崎先輩っ!!??」



コンマ01秒くらいの早さで起き上がった俺
とにかく目の前の光景が信じられなかった


俺がさっきまで少し離れたところからみていた憧れの人
そんな人が突然目の前に現れたって理解できない



とにかく俺は一人で「えっ、ほんもの…え!?まじ?」と慌てまくった。すみません落ち着けられないです。


そんな俺に数回瞬きする先輩



「…やっぱり、君は予想を裏切るような反応をしてくれるね。」


そう言って、柔らかく笑った





・・・心臓射ぬかれましたよ皆さん
間近でみる笑顔の破壊力はやっぱりハンパない。



やはり信じられない光景に俺は口をハクハクさせる
だって、わけわかんないだろう、突然の未来の嫁登場。
つか俺に話しかけてるの?まじ?
だって俺にとって雲の上のような存在のひとなんだぞ?
そんな人が、俺の、目の前、

しかも、


俺だけに話しかけてる…て、



「ひ、人違いじゃありませぬか!!!!」


やっぱ信じられなくて先輩に訊ねた
しまったテンパりすぎて侍っぽくなってる



しかし、この後続く言葉に俺は余計目が点になる



「合ってるよ、俺のクラスメートにボール当てられた可哀想な子って杉本くんだもんね?」




首を傾げながら笑う彼。



そう言われ、居たたまれない恥ずかしさを味わう


い、言いたいことはたくさんあるけれど、



「鼻血垂らすなんてカッコ悪いですよね…?」


しかもあんな小さい男の子に投げられたボールを顔面キャッチ…。

先輩にみられて、しかも覚えられてしまったなんて、
まじでないわ…。



「え、そう?すごく可愛いと思うけど?」

「…え」



今のは幻聴?
そう思って顔をあげたが、先輩がいつの間にかベッドの上に腰かけてるのを見て驚く


い…、いつの間に!



ぉおおお、同じベッドに俺ら今いるんですよ
やばいやばい、ふさがった傷がまた開きそうだ。鼻血が大量に溢れそうだ。


つか、可愛いって、フォローにしては苦しすぎますよ先輩!


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