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3年5組って言ったら、
「神崎先輩のクラスじゃないですかぁああああああああ!!!」
あまりに嬉しい内容に全力で叫ぶ
喜びのあまり、今にも側転やらバク転やらをしちゃいそうな勢いでジャンプしながら回転する。今なら俺トリプルアクセルどころか4回転出来ちゃうんじゃね
そんな俺の奇行に戸田は「すげえ」と笑った
これまじ、何て口にしていいかわからん
だって、神崎先輩身近で見れんだぞ?もしかしたら何かしら接触できるかもしれないんだぞ?
この前手振ってもらったけれどあれもキセキに等しい
これほどの喜びは他にないぜ!!!
「つか、神崎先輩って生徒会の?」
「イエス!おーイエス!その通りです!あの麗しいお方でござるよ!!!!!」
「なんだよござるって…。」
どうしよう俺すっげ、俺まじ、体育祭万歳!
「……え、つか、杉本の好きなやつって神崎先輩?」
「またレベル高いの行ったねえ」
「好きじゃない、全力で愛でたいだけだ」
恋ではない。ただ先輩という存在が俺の癒しなんだ!あわよくば嫁にしたいです!
…矛盾はしてねぇよな?
「だって先輩顔中性的じゃん?線細いじゃん?俺ド好み」
「……あ、お前そっち系好きなんだっけな。…でも神崎先輩だぞ」
「?だから?」
「…いや先輩タチじゃね?」
…タチ?
「アッハッハ、信介お前、神崎先輩が攻めなわけないだろ!何言ってんだよあんな美人に!」
初めて聞いたぞんな事、と笑ったらなんか憐れんだ目を向けられた。なんだその目は。この前も悠哉とかにその目された気がする。
つかまじねーだろ、先輩は俺の未来の嫁なのに。
あと俺が受けになるわけなかろう。
「え、まさか戸田もそう思ってた感じ?」
「俺神崎先輩別に好きじゃないけど、まあ、超モテモテだよね。」
「モテモテなのはしってんだよ」
神崎先輩だぞ?モテねーほうがおかしい
「俺は杉本のその勝手に思い込んじゃう馬鹿さが可愛いと思うよ」
グッ、と親指を立てられ少し苛立つ
それ俺が馬鹿だって言いたいだけじゃねーか。俺のどこが馬鹿なんだよ。
つか勝手に思い込むってどういうことだコラァ
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