ロマンを探しに2
【店を出てからの、感想タイム】
＊元親
「あー……顔は可愛かったんだが、肉が足んなかった。もう一人は、なんつーか…」
「Ha!?二人も来たのかよ、何でだ!?」
「サプライズザビー…じゃねぇ、サービスらしいぜ？」
そう答える元親だが、詳しくは語らなかった。
＊政宗
「俺も似たタイプだな。顔は綺麗なんだが、肉が…あと、すげぇツン」
「マジか。あの店、顔重視なのかもな〜」
二人は頷き合い、次は互いが選んだ衣装を指名してみるか、とそれぞれ思っていた。
＊慶次
「………」
「どうしたよ、お前…すげぇハズレだったのか？」
店を出てからずっと静かで暗い顔の慶次を、他の三人は案じるが、
「素材は良いと思うんだけどさ、俺はちょっと…」
慶次はそこで詰まり、間を空けると、
「……政宗ん家、使用人の給料急に下がったりした？」
「Ah？んだよいきなり」
「…いやごめん、何でもない」
それからは、慶次はもう一切相手について触れなかった。
＊幸村
「巨大pitcherがタダだと!?」
「何だソレ！相手、お前に惚れたんじゃねーか!?」
「そ、そうなのでしょうか？」
↑『男が男に惚れる…』健全な意味だと思ってる。
「いーなぁ、幸〜」
「でっ、bodyはどうだったよ!?」
「肉あったか!?」
「はいっ、それは見事でござった！触らせてはもらえませんでしたが」
「ちょ！お前、どんだけ成長してんだよ！」
「俺、やっぱ次はナース指名するわ！」
「Wait、俺が先だ！」
「えー…じゃあ、俺はどれにしよっかなぁー…」
(((──ナースは、女だったんだな…)))
ほくほく顔の幸村を、心底羨ましく思う三人。(ハズレを引いたと思われたくなくて、女の子のような表現をした)
リベンジでの天国を夢見つつ、ぼちぼち帰るのだった。
【そして佐幸にこじつける】
「こないだ行ったら、ナースがいなくてよー」
「お休みだったので？」
「うん、しばらく出ないんだって。ファンが増えて、色々大変みたいでさー」
「おぉ、そうなのですか…」
──────────………
その後、幸村が家に帰ると、
「お帰り、旦那〜」
「ただいま……どうした？」
誰もいないと思っていたので、和室から顔を覗かせた彼に、少し驚く幸村。
佐助は、染めた頬でフフフと笑い、
「じゃ〜〜ん！どーおっ？」
「………！？」
ピョンっと出てきた佐助に、幸村は唖然とした。
──彼は、ピンク色のナース服を着ていたのだ。(長くてスラッとしてるが、伸びた素足はとっても固そう)
「さっ、佐助ぇ！？ななななんという格好を！？！？」
「えー、だって旦那これが好きなんでしょ？聞いたよー？」
「えﾞッ…！？」
「言ってくれたら、俺様いつでも着たのに〜。どう、萌える？」
「は、はぁ…!?」
その状況と佐助の言葉に、幸村は大混乱であるが、
「…ねえ、行ったの何で黙ってたの？後ろめたい気持ちがあったとか？ほんとはナース服が似合う女の子が良いの？それとも相手がああいう感じだったから良かったの？やっぱり俺様より、大将のナース姿が良いの…？」
「…佐助……」
ぶりっこを止め、いつもの立ち方でしょげる佐助に、幸村の胸は罪悪感に苛まれた。
姿が異様な分、哀れさもひとしお。
こんなに追い詰めてしまったのかと思うと、姿はともかく愛しさ(？)が込み上げてきた。
幸村は、佐助の腕に触れると、
「すまん……言わなかったのは確かに、お前に怒られると思ったゆえ。…嫌われたらと…」
「…そんなわけないじゃん」
「すまぬ…。──ナース服が、最も普通かと思っただけだ。俺は……」
『佐助が良い』
小さな声で言い、赤い顔を俯かせる幸村。
佐助の顔は、見る間に生き生きと紅潮していく。
「……でも、やっぱり傷は深いなぁ」
「うぅ……すまん…」
「じゃあ、治してくれる？」
佐助は微笑み、
「今度は、旦那がナースになってさ♪」
「…………」
目の前に差し出される、ナース服。
…いつ着替えたというのか、佐助は既に普段着になっていた。
「…やはり、そうなるのか」
「注射は、俺様の役目だけどね〜♪♪」
あとはお約束の展開で、『破廉恥！』の後、殴打の音が響くわけだが。
翌日には、傷が治りツヤツヤ顔の佐助に、幸村が看病される羽目となるのだった。
‐2013.6.26 up‐
お付き合い、ありがとうございました！
本願寺×ナース、絶対書きたいなぁと思ってて（´∀｀）幸村にグラつかせるつもりが、ビビらせたくなった^^ ジュエルは、金関係の名前から;
佐助の行動･台詞が、既存七夕話とカブってる; 絶対よくあるけど、「注射は…」を言わせたかった！ジュエル嬢の通勤拒否は、厄介な客(佐助･ナース服作るための見学)のせい
店は、官兵衛(CA)の職場。アニキはバニーちゃん(宗麟･宗茂)、政宗は水着(元就)、慶次はメイド(小十郎)を選んだのでした。
※ネタバレ※看板娘は花魁(かすが)･踊り子(まつ)･浴衣(いつき)、他にもゴスロリ(今川)･ミクコス(尼子)･法被(謙信)･猫耳(家康)たちがいるよ^^
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【店を出てからの、感想タイム】
＊元親
「あー……顔は可愛かったんだが、肉が足んなかった。もう一人は、なんつーか…」
「Ha!?二人も来たのかよ、何でだ!?」
「サプライズザビー…じゃねぇ、サービスらしいぜ？」
そう答える元親だが、詳しくは語らなかった。
＊政宗
「俺も似たタイプだな。顔は綺麗なんだが、肉が…あと、すげぇツン」
「マジか。あの店、顔重視なのかもな〜」
二人は頷き合い、次は互いが選んだ衣装を指名してみるか、とそれぞれ思っていた。
＊慶次
「………」
「どうしたよ、お前…すげぇハズレだったのか？」
店を出てからずっと静かで暗い顔の慶次を、他の三人は案じるが、
「素材は良いと思うんだけどさ、俺はちょっと…」
慶次はそこで詰まり、間を空けると、
「……政宗ん家、使用人の給料急に下がったりした？」
「Ah？んだよいきなり」
「…いやごめん、何でもない」
それからは、慶次はもう一切相手について触れなかった。
＊幸村
「巨大pitcherがタダだと!?」
「何だソレ！相手、お前に惚れたんじゃねーか!?」
「そ、そうなのでしょうか？」
↑『男が男に惚れる…』健全な意味だと思ってる。
「いーなぁ、幸〜」
「でっ、bodyはどうだったよ!?」
「肉あったか!?」
「はいっ、それは見事でござった！触らせてはもらえませんでしたが」
「ちょ！お前、どんだけ成長してんだよ！」
「俺、やっぱ次はナース指名するわ！」
「Wait、俺が先だ！」
「えー…じゃあ、俺はどれにしよっかなぁー…」
(((──ナースは、女だったんだな…)))
ほくほく顔の幸村を、心底羨ましく思う三人。(ハズレを引いたと思われたくなくて、女の子のような表現をした)
リベンジでの天国を夢見つつ、ぼちぼち帰るのだった。
【そして佐幸にこじつける】
「こないだ行ったら、ナースがいなくてよー」
「お休みだったので？」
「うん、しばらく出ないんだって。ファンが増えて、色々大変みたいでさー」
「おぉ、そうなのですか…」
──────────………
その後、幸村が家に帰ると、
「お帰り、旦那〜」
「ただいま……どうした？」
誰もいないと思っていたので、和室から顔を覗かせた彼に、少し驚く幸村。
佐助は、染めた頬でフフフと笑い、
「じゃ〜〜ん！どーおっ？」
「………！？」
ピョンっと出てきた佐助に、幸村は唖然とした。
──彼は、ピンク色のナース服を着ていたのだ。(長くてスラッとしてるが、伸びた素足はとっても固そう)
「さっ、佐助ぇ！？ななななんという格好を！？！？」
「えー、だって旦那これが好きなんでしょ？聞いたよー？」
「えﾞッ…！？」
「言ってくれたら、俺様いつでも着たのに〜。どう、萌える？」
「は、はぁ…!?」
その状況と佐助の言葉に、幸村は大混乱であるが、
「…ねえ、行ったの何で黙ってたの？後ろめたい気持ちがあったとか？ほんとはナース服が似合う女の子が良いの？それとも相手がああいう感じだったから良かったの？やっぱり俺様より、大将のナース姿が良いの…？」
「…佐助……」
ぶりっこを止め、いつもの立ち方でしょげる佐助に、幸村の胸は罪悪感に苛まれた。
姿が異様な分、哀れさもひとしお。
こんなに追い詰めてしまったのかと思うと、姿はともかく愛しさ(？)が込み上げてきた。
幸村は、佐助の腕に触れると、
「すまん……言わなかったのは確かに、お前に怒られると思ったゆえ。…嫌われたらと…」
「…そんなわけないじゃん」
「すまぬ…。──ナース服が、最も普通かと思っただけだ。俺は……」
『佐助が良い』
小さな声で言い、赤い顔を俯かせる幸村。
佐助の顔は、見る間に生き生きと紅潮していく。
「……でも、やっぱり傷は深いなぁ」
「うぅ……すまん…」
「じゃあ、治してくれる？」
佐助は微笑み、
「今度は、旦那がナースになってさ♪」
「…………」
目の前に差し出される、ナース服。
…いつ着替えたというのか、佐助は既に普段着になっていた。
「…やはり、そうなるのか」
「注射は、俺様の役目だけどね〜♪♪」
あとはお約束の展開で、『破廉恥！』の後、殴打の音が響くわけだが。
翌日には、傷が治りツヤツヤ顔の佐助に、幸村が看病される羽目となるのだった。
‐2013.6.26 up‐
お付き合い、ありがとうございました！
本願寺×ナース、絶対書きたいなぁと思ってて（´∀｀）幸村にグラつかせるつもりが、ビビらせたくなった^^ ジュエルは、金関係の名前から;
佐助の行動･台詞が、既存七夕話とカブってる; 絶対よくあるけど、「注射は…」を言わせたかった！ジュエル嬢の通勤拒否は、厄介な客(佐助･ナース服作るための見学)のせい
店は、官兵衛(CA)の職場。アニキはバニーちゃん(宗麟･宗茂)、政宗は水着(元就)、慶次はメイド(小十郎)を選んだのでした。
※ネタバレ※看板娘は花魁(かすが)･踊り子(まつ)･浴衣(いつき)、他にもゴスロリ(今川)･ミクコス(尼子)･法被(謙信)･猫耳(家康)たちがいるよ^^