育てませう(後)-1


ちゃこ様、ありがとうございました♪

素敵リク「佐♀幸/破廉恥(下品OK)/幸村の…(前編で詳細)」で、今回は後編。

※破廉恥・微ギャグ・甘々、のつもり。

佐・幸、両方の視点まぜこぜ。幸村の胸いじり過ぎて(これでも抑えた)、合体は最終頁に…。やっぱり描写は淡々ですが、ピュアな方には下品かと。

佐助ウキウキエロエロしてますが、紳士さ・優しさ・愛もあります。…はず。
幸村、後編でも『私』言わずに済んだ;


(全3ページ)














『ふにっ』


(おぉっ……)


幸村の肩越しに見える低い双丘が、自身の両手に包まれている──佐助の感動と興奮は一段と高じた。水着の厚さも気にかけず、微々たる肉を思うままに変形させていく。

幸村は真っ赤な顔で目を閉じたり薄く開けたりで、佐助の怪しい様子にも気付かないとみえる。

「っ、んっ…」
「…どんな感じ?」
「た、多少くすぐったい、が…」
「そっか」

佐助は手を離し、幸村の身体を自分の方へ向けた。当然、彼女は不思議そうにするが、

「え…!」
「それ、ツボ押せてないってことだからさ。やっぱ直接じゃないと」

と、幸村の首後ろに手を回し、ホルターネックのリボンを解き始める。幸村が抵抗する前に背中のホックも外すと、彼女は慌てて手で胸を隠した。

「旦那、大きくなりたくないの?」
「なりたいがっ…」
「大丈夫、どんなに小さくても驚かないから。…なぁ」
「ッ…」

熱っぽく催促する囁きに震わされ、幸村の手の力が緩む。佐助ははやる気持ちを押さえ、その両腕をゆっくり下ろさせた。

現れたのは、本当にかすかな二つの膨らみと、これもまた小さな桃色の果実──…



「………」

「…あり得ぬだろう」

絶句する佐助に、幸村はまた落ち込むが、


(…!?)

佐助の次の行動に、目を疑った。
──自分の胸に顔を埋め、唇を押し付けてくるその姿に。


「さッ、すけっ?あっ…?」

ゾクンと寒気に似た感覚が走り、幸村の身体から力が抜ける。背を佐助に支えられ倒れはしなかったが、余計に密着する形に。
幸村の戸惑う声にも怯まず、佐助は先端の一つに吸い付き離れようとしない。

一度もされたこともなければ知識もない彼女なので、これは何だとうろたえるばかり。
佐助はためらいもなく、ちゅくちゅく音を立て吸ったり、執拗に舐め回したりと、幸村にとっては信じがたい姿を見せ付けた。

「さす、やめっ…」
「…ここ、ツボなんだよ。くすぐったいんじゃなく、変な感じするっしょ?」
「ぁ…ッ!」

反対側まで吸われ、幸村は背をしならせた。片方は空いた指で弄られ、与えられた感覚が増長していく。

「それが『気持ち良く』なると、ツボが力を発揮するわけ。旦那は触られ慣れてないから、まだ良くないだろ?だから、速効性のあるキスで攻めようと思って」

「そ……、でももう、…はぁっ」
「だーめ。ちゃんと良くなるまで、頑張んないと」
「やぁ…も…、ぁあっ…ん」
「……今の(声)良い感じだったじゃん、その調子」

頑張ってと励ますも、手と舌は決して休めない佐助。
一方の幸村は懸命な表情で、既に得ていた快感と闘っていた。開始数分でこれでは、佐助に引かれてしまう──そう思い、あと十分は耐えなければと。

……が、触れられるほどに良さが増していき、すぐに後悔するのである…。









あれから十分もしない内に幸村はギブアップ、息を乱しベッドに倒れ込んでいた。
呼吸に合わせて上下する頂きは屹立しており、佐助の顔をだらしなく緩ませる。

視線に気付いた彼女は隠そうとしたが、その前に遮られ、

「せっかく買ったんだから、これも使ってやんなきゃ」
「ひゃッ…!?」
「相乗効果で、明日には巨乳になってるかもよ?」
「な──!」

が、次々襲う冷たさに、声も遮られる幸村。
佐助はニコニコしながら、幸村が買った透明なボディ用ジェルを、胸に落としていく。──笑顔だが、よく見てみると頬は紅潮し、若干息も荒い。

にゅるにゅると広げていけば、その感触や絶景に、佐助の腰はまた熱く疼き始めた。


「…っんん、佐助ぇ、もぉ…っ」
「まま、これで終わりにするからさ」
「!そうっ…あ、そこは良い…ッ」
「あ、やっぱここイイ?」
「ちがっ、ぅあんッ」

「…気持ち良さそうだけど。……はぁ…」

息をつくと佐助もベッドに横たわり、幸村の身を背後から抱き締めた。なおかつ胸にも手をやり、ジェルでぬるぬる滑るそれを揉みしだく。
こちらにも伝わる気持ち良さに抗えず、彼女のミニスカートの上に、つい腰を押し付けてしまった。

「っ、佐助…」

もしや、という顔を後ろに向ける幸村に、佐助は苦笑いを浮かべ、

「許してよ、旦那の裸に免疫がないもんだから。…こんなに綺麗だったなんてなぁ」
「なっ、…んぁっ…」
「胸も綺麗で、触るのすっげぇ気持ちいーよ。病み付きになりそう」

「…や…」

すぐに幸村は顔を戻し、耳まで赤くする。
佐助はその耳朶を後ろから舐め、彼女を硬直させると、

「俺様のも、この胸で気持ち良くなりたいな──」



…………………………………




「なに…?」

意味が分からず再び振り返った幸村に、佐助はちょっと照れた風に笑うと、

「旦那の胸で、俺様のここ挟んでー…AVとかで、よくあるんだけど」
「……は!?」
「や、それ胸にも効くらしくてさ。**と☆☆って、えっちんときいっつもやってるらしいぜ?」

「……☆☆殿…」←巨乳で有名な同級生

幸村の心は、ぐらりと動くが、

「佐助も、破廉恥なの観るのか…」

「あー…うん、まぁね」

佐助は苦笑し、「旦那の顔当てはめて、妄想するために」

「なあっ!?」
「だって本人のは見れないから、そうするしかないわけよ。実際見たいのは、旦那のだけなんだし」
「っ……」

そこで無駄にキリッとなる佐助に、まんまとときめかされる幸村。
しばらく躊躇した後、視線を伏せると、


「……だが、挟めるほどないぞ…」



(だんな……!!)


幸村の優しさと自身への愛を再確認し、佐助は狂喜に震撼した。

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