日記 | ナノ

当たった!(追記で銀たま妄想小話)(追記)
2012/12/04 00:01


*11/11 銀さん(銀→新)


「新八、お前を鍛えてやろう」
「本当ですか、銀さん!一体どんな修行を!?」
「これだ」

じゃじゃーん

銀さんポッ○ーを一本くわえ、腕を組み待機(キリッ)


「…銀さん?」
「勘違いすんなよ?これは、れっきとした『イイ男』になるための修行だ。説明は、実践の方が分かりやすい」

「ん゙!?」(←ポッ○ー突っ込まれた)

銀さん、新八の顔をがっちり確保しポッ○ーをくわえ直すが、

「あだっ!」
「──な?普通だとこうなるだろ?」

鼻同士がぶつかりポッ○ーは真ん中で折れ、ボリボリと銀さんの口の中へ。
新八は、「はぁ…?」と涙目で見返した。

「そうならないためには、顔をこう傾けてだな」
「こうですか?」
「そうそう、その角度だ。それがキッスの基本です。お前知らないままだったら、初めてのとき確実に失敗してたよ?」

「な、なるほど…悔しいけど、言い返す言葉もないです」

そーだろうそーだろうと、銀さんは笑顔で、

「よし、じゃあお前が上手く出来るようになるまで、付き合ってやるから」
「え、良いですよ…だいたい分かりましたし」
「まーまー、ほらポッ○ーも食べられるし、一石二鳥じゃん。全部食べ終わる頃には、百戦錬磨になってるぜ?」
「良いですって。今お腹減ってないし、銀さん食べちゃって下さいよ」
「…ちっ、向上心のない奴め」

わーったよ、じゃあそれで良いわと、銀さんはポッ○ーを取り出し、


「!?」

「落ちないように、しっかりくわえてろよ?あ、もちろん先まで全部食うからな。お前が言ったんだし?」

悪そうな顔で笑うと、今度は新八の後頭部を支え、大好きなポッ○ーと甘〜いあれを、一箱分味わった。









(とか出来たのになー……先に知ってりゃ)


ポッ○ーでイチャつくカップルを覗き、後悔とやっかみに舌打ちする銀さん。

『来年は、パチンコ行く前に買っとこう…』と頷くと、(嫌がらせに)わざわざカップルに気付かせてから、立ち去った。



+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+


*11/11 沖(→)新


「うーん…」

「…どうしたんでぃ」
「あ、沖田さん」

スーパーの前で、偶然出会った沖田&何やら当惑顔の新八。いえそれがですね、と新八は、

「今日ってポッ○ーの日でしょ?どこの店も売り切れてて、びっくりですよ」
「へぇ…そんなもんかィ」

「そういえば、姉上の店でも大量に使うって言ってたなぁ。かぶき町はああいう店が多いし、吉原からも沢山買い手があったみたいで」

「こうなると、どうしても欲しくなっちゃって」と新八は苦笑し、次の店に行ってみると言う。


(そういやぁ…)


「沖田さん?」
「良いから、ついて来なせぇ」

沖田が案内したのは、ある小さな駄菓子屋だった。

「俺の行きつけの店でさァ。ほら」
「あ…!」

多くはないが、並ぶポッ○ーの姿が。

「味は、それしかねぇみてーだが」
「いや充分ですよ、どれも好きだし!ありがとうございます!」

「………」

喜ぶ新八に、沖田は自分の手抜かりを悔いていた。お菓子の好みまでは、リサーチしきれていなかったのだ。
しかし、意外だった。
普段の様子(尾行・盗み見)からは、そんな嗜好は見られなかったが。

新八は、笑顔でまた礼を言うと、


「神楽ちゃん、きっと大喜びだと思います。売り切れてたって聞いて、すごいすねてるんで」


──あ゙?


沖田の見返しに、新八は困り顔で笑い、

「『今日くらいお腹一杯食べたい』って、うるさくて。まぁいつも我慢させてるから、ちょっと可哀想かなって…」


「………」


「すいません、これ下さい」
「はぁい、まいど」

一箱を店のお婆ちゃんに渡し、財布を取り出そうとする新八だが、

「バーさん、これもくんな」
「あ、沖田さんも?」
「こっちも俺が払うから」
「えっ?いや悪いですよそんな、僕もそのくらい持って…」


……アレ?

沖田はさっさと自分で商品を袋に詰め、支払いを終え店を出る。
袋の中には、彼が買った在庫全てのポッ○ーと、新八が買おうとしていたものまで…


「ちょ、ちょっとォォ!?沖田さんん!?」
「気が変わった。──じゃねぇ、ハナから買わせに来たわけじゃありやせんぜ」

「えぇぇぇぇ、そりゃないでしょアンタぁぁぁ…!!」

振り返りもせず、片手だけ上げる沖田。
残された新八は激したまま、

「くっそぉぉ…騙された!おかしいと思ったんだよ、何か優しかったし……あーもう、信じるんじゃなかった」

そう嘆くと、他のお菓子で賄おうと店に戻ろうとしたが、


『ポコッ』

「いっ?…ほんとツイてな──ぁ」


新八の頭に当たり、道に落ちていたのは、ポッ○ーの一箱。



(…何なんですか、沖田さん)


だったら、最初から渡して下さいよ。
首をひねる新八だが、


(やっぱ、今日は結構機嫌が良い方だったのかな…)


…ということにしておこう。

新八は切り替えると、『神楽ちゃん喜ぶぞ』とニッコリ、早足で万事屋に向かった。


──ちなみに、そのポッ○ーには沖田特製のトッピング(タバスコ)が施されてて、後日またあの二人のいさかいが繰り広げられたのだった。



+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+


あれー…
全然ラブラブにならない

この二つだけで長くなってしまったんですが、他の小ネタまた出したいなー。新神的なのとか沖新神とか。
沖新にしたいのに、よく見返したら公式の銀さんとぱっつぁんとても仲良しで、妄想が…

comment:(0)
prev / next

site top

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -