▼ 呟き+銀たま妄想小ネタ(追記)
2012/09/19 11:17
捏造沖→新
偶然、街中で一人ぶらつく沖田(仕事中)の後ろになった新八。
沖田のポッケから、何かがヒラッと落ちた。
「沖田さん、落としましたよ?」
「!(げっ…)」
珍しくぼんやりしていた模様。
新八の手から写真を素早く奪い取り、「こりゃどーも」と上着の内ポケットへ入れ直す沖田。
「綺麗な人ですね。沖田さんがそういうの持つなんて、かなり意外ですけど」
「いや、こいつぁ…」
「お姉さんがいたんですね、沖田さんって」
「──…」
言葉を飲む沖田に、新八は「すぐ分かりましたよ」と、
「だって似てますもん。お姉さんは、優しそうですけどね〜」
軽い嫌味と、からかう視線を彼に送った。
そのニヤニヤ笑いに、沖田の内心は、この生意気な子供(二歳差ですけど)をどう苛めてやろうかで一杯になる。
「ウソです、冗談ですよ。嬉しくって、つい」
「…嬉しい?」
ええ、と新八は手を差し出すと、
「僕も、いつも持ち歩いてるんですよ。姉上の写真」
『にっこぉぉ』
(↑恥らい皆無の、清々しい笑顔)
「………」
「家族の写真持ち歩くの、変じゃないですよね?銀さんと神楽ちゃんは『キモい』って…ひどいよなぁ。でも良かった、沖田さんが仲間だって分かって!」
お互い姉孝行頑張りましょうね、と新八は袂に写真を戻し、「今度、ゆっくりお姉さんの話聞かせて下さいよ」
“あっ、変な誤解はしないで下さいね!?僕はただ、お姉さんの前での沖田さん、きっと全然違うんだろうなって…いや、笑うつもりとかじゃなくて──”
…………………………
(…何だってんでぃ、これ……)
──どうやら、沖田くんの中に小さな花が咲いたようです。
(決め手は、姉褒められた→似てますね→姉は大事ですよ→新八の笑顔が美化)
新八、知らずに馬を射て将を落としていましたとさ。
捏造銀→新?
パー子とパチ恵、かまっ娘倶楽部で臨時バイト中のときのこと。
銀「しかし、お前って女装しても地味だねぇ(笑)」
パチ恵も同感だったので、何も言わなかったが、
(でも、僕も目だけは結構大きいし、パー子さんみたいにもっと化粧してみたら、少しは派手にならないかな?一応姉上の弟なんだから、素質はあると思うんだけどなぁ)
あと、このカツラのセンスもどうかと思うよ。三つ編みおさげなんてさー…
あっ、サラサラストレートのカツラ発見。桂さんみたいだなー、ヅラカツラと名付けよう。それとも桂ヅラ?…いや、どうでもいい、とりあえず被ってみて、と
それからこれしてあれして、あれ着けて口紅塗り直して
ゴソゴソ…
…………………………
「おいパチ恵ェ!俺一人働かす気か──」
「あっ、ぎ…パー子さん!見て下さい、これ」
じゃーん
パチ恵、どえらく可愛い美少女に大変身〜
「どうですかね?これなら、ちょっとはマシな…」
「新八、お前って奴ぁぁ!せっかく、銀さんがテメーのために…っ」
変な客に目ぇつけられねーように、地味に地味〜にしてやってたってーのに…俺の努力をパーにしてくれやがって!いくら温厚な銀さんでも、こりゃちーっと我慢ならねーよ?
「す、すみません、銀さんが僕のためにまさかそんな…!化粧、すぐ取ります!」
「もう遅いよ、新八くん」
「えっ……ぎ、」
銀さん?
何故、僕たちはこんなに間近で見つめ合っているのでせう?──床と平行になった状態で。
「だから、『我慢ならねー』ってば。あーあー、だから地味(パチ)恵にしてたのに。お前が悪いんだよ?ぱっつぁんよ〜」
(…ホント、するんじゃなかった……)
喜ぶべきなのか、どうなのか…
とにかくは、酢昆布云々をエサに、神楽に助けを求めたパチ恵であった。
※『テメー』=主に銀さん自身
真選組屯所にて。
「局中法度、また改正されるらしいぜ?ほら、こないだ万事屋メンバーの内、姐さん(お妙)の弟だけには優しくすべし…ってヤツ。あれとかなくすんだってよ」
「あー、やっぱマズいだろ〜あんなふざけたの。良かったな、局長も目ェ覚ましてくれて」
* * *
【追加法度】
『志村新八に必要以上に接触し、情けを見せること禁ず』
『志村新八に関する有力な情報は、発見次第監察方へ逐一報告』
『やむを得ず志村新八と会話しなければならない状況下においては、沖田隊長の功績のみ称することを許可す』
* * *
「…何で、沖田隊長?」
「さぁ…」
(((……色々怖くて聞けねぇよ)))
隊士たちの思いは一つ。
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