日記 | ナノ

呟き+銀たま妄想小ネタ(追記)
2012/09/19 11:17


捏造沖→新


偶然、街中で一人ぶらつく沖田(仕事中)の後ろになった新八。
沖田のポッケから、何かがヒラッと落ちた。

「沖田さん、落としましたよ?」
「!(げっ…)」

珍しくぼんやりしていた模様。
新八の手から写真を素早く奪い取り、「こりゃどーも」と上着の内ポケットへ入れ直す沖田。

「綺麗な人ですね。沖田さんがそういうの持つなんて、かなり意外ですけど」
「いや、こいつぁ…」

「お姉さんがいたんですね、沖田さんって」

「──…」

言葉を飲む沖田に、新八は「すぐ分かりましたよ」と、

「だって似てますもん。お姉さんは、優しそうですけどね〜」

軽い嫌味と、からかう視線を彼に送った。
そのニヤニヤ笑いに、沖田の内心は、この生意気な子供(二歳差ですけど)をどう苛めてやろうかで一杯になる。

「ウソです、冗談ですよ。嬉しくって、つい」
「…嬉しい?」

ええ、と新八は手を差し出すと、


「僕も、いつも持ち歩いてるんですよ。姉上の写真」


『にっこぉぉ』

(↑恥らい皆無の、清々しい笑顔)


「………」
「家族の写真持ち歩くの、変じゃないですよね?銀さんと神楽ちゃんは『キモい』って…ひどいよなぁ。でも良かった、沖田さんが仲間だって分かって!」

お互い姉孝行頑張りましょうね、と新八は袂に写真を戻し、「今度、ゆっくりお姉さんの話聞かせて下さいよ」

“あっ、変な誤解はしないで下さいね!?僕はただ、お姉さんの前での沖田さん、きっと全然違うんだろうなって…いや、笑うつもりとかじゃなくて──”



…………………………



(…何だってんでぃ、これ……)


──どうやら、沖田くんの中に小さな花が咲いたようです。
(決め手は、姉褒められた→似てますね→姉は大事ですよ→新八の笑顔が美化)

新八、知らずに馬を射て将を落としていましたとさ。









捏造銀→新?


パー子とパチ恵、かまっ娘倶楽部で臨時バイト中のときのこと。


銀「しかし、お前って女装しても地味だねぇ(笑)」

パチ恵も同感だったので、何も言わなかったが、


(でも、僕も目だけは結構大きいし、パー子さんみたいにもっと化粧してみたら、少しは派手にならないかな?一応姉上の弟なんだから、素質はあると思うんだけどなぁ)

あと、このカツラのセンスもどうかと思うよ。三つ編みおさげなんてさー…

あっ、サラサラストレートのカツラ発見。桂さんみたいだなー、ヅラカツラと名付けよう。それとも桂ヅラ?…いや、どうでもいい、とりあえず被ってみて、と

それからこれしてあれして、あれ着けて口紅塗り直して


ゴソゴソ…



…………………………



「おいパチ恵ェ!俺一人働かす気か──」
「あっ、ぎ…パー子さん!見て下さい、これ」


じゃーん

パチ恵、どえらく可愛い美少女に大変身〜


「どうですかね?これなら、ちょっとはマシな…」
「新八、お前って奴ぁぁ!せっかく、銀さんがテメーのために…っ」

変な客に目ぇつけられねーように、地味に地味〜にしてやってたってーのに…俺の努力をパーにしてくれやがって!いくら温厚な銀さんでも、こりゃちーっと我慢ならねーよ?


「す、すみません、銀さんが僕のためにまさかそんな…!化粧、すぐ取ります!」
「もう遅いよ、新八くん」
「えっ……ぎ、」


銀さん?


何故、僕たちはこんなに間近で見つめ合っているのでせう?──床と平行になった状態で。


「だから、『我慢ならねー』ってば。あーあー、だから地味(パチ)恵にしてたのに。お前が悪いんだよ?ぱっつぁんよ〜」



(…ホント、するんじゃなかった……)


喜ぶべきなのか、どうなのか…
とにかくは、酢昆布云々をエサに、神楽に助けを求めたパチ恵であった。


※『テメー』=主に銀さん自身









真選組屯所にて。


「局中法度、また改正されるらしいぜ?ほら、こないだ万事屋メンバーの内、姐さん(お妙)の弟だけには優しくすべし…ってヤツ。あれとかなくすんだってよ」

「あー、やっぱマズいだろ〜あんなふざけたの。良かったな、局長も目ェ覚ましてくれて」


* * *


【追加法度】


『志村新八に必要以上に接触し、情けを見せること禁ず』

『志村新八に関する有力な情報は、発見次第監察方へ逐一報告』

『やむを得ず志村新八と会話しなければならない状況下においては、沖田隊長の功績のみ称することを許可す』


* * *



「…何で、沖田隊長?」
「さぁ…」


(((……色々怖くて聞けねぇよ)))



隊士たちの思いは一つ。

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