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「そっか……。よかった」
忍田さんはいつもより乱暴に私を抱きすくめた。
「忍田さん……どうしたんですか。ちょっと痛いです──ん!?」
チュッ──首筋に痛みが走った。
「な、何──!」
「結ちゃん、セックス──しよっか?」
「はい!?」
「実は結ちゃんとキスしてから、ずっとムラムラしてて……我慢できない」
「ムラ……!? あっ、待ってくださ……待って!」
忍田さんが後ろのチャックを下ろす。
い、急いで来たから、ワンピースで来てしまったものだから、脱がされるのが早い。
着ていたワンピースは脱がされ、床に落ちる。
「忍田さん……っ」
「ん……ワンピースだから脱がしやすくて助かる」
あっという間に下着姿にされた私は片方の手で胸を隠し、下も逆の手で隠す。
「隠されちゃうと余計、興奮しちゃうな……」
忍田さんの手が次はブラのホックに伸ばされ、いとも簡単に外されてしまう。
「キスしただけなのに、もう立っちゃってるね」
「あ……っ」
解放感が訪れたのも一瞬のこと、ずり上がった下着を直すこともできないままに忍田さんの口が胸の先端を含んだ。
「んっ……や、忍田さん……っ、恥ずかし……」
いくら鍵を閉めたからと言っていつ誰が来るのかもわからないこんな状況で──ほぼ──裸にされたら、こればかりは恥ずかしい。
なのに忍田さんはお構いなしに続ける。
「や……忍田さん……っ──あっ」
忍田さんの手がもう片方の乳頭をこねくり、そしてもうひとつの手は内腿の間を何度も擦る。
「んっ……忍田さんっ……やめ……あっ!」
そんな、同時に触られたら気持ちよくなっちゃうよぉ……。
「あっ」
今度は口で愛撫していた胸の先を変え、片脚を上げられてパンツの上から軽く擦られる。
クチュ……クチュ……クチュ……
やだ……いつもより濡れて……。
「はぁっ……結ちゃん、いつもよりぐちゅぐちゅだね……。太ももまで滴ってるよ」
「っ……! やだ、言わないでぇ……」
「はは……そういうとこも可愛くて好き……」
「あ……やだ、忍田さん……脱がさないで、お願いします……」
「ん? やーだ」
私のお願いもむなしく、とうとうパンツも脱がされてしまった。