「俺かよ!?」 - X4

「そこはやめろ……っ」


 無意識に俺の声が小さくなっていく。
 もちろん、奏はそんなことでめげることなく、まるで焦らすようにチャックを下ろしていき、下半身を晒した。
 下着にはシミどころか汁が滲み出ていて、スースーと風を感じる。


「こんなに……なってたんですか……?」


 少し驚いたように俺を見る奏に、俺の頬が赤くなっていくのを感じた。


「いつものお前じゃねぇから……すげー焦ってる……」


 いや、マジに恥ずい。


「山下君……」

「あー。それ以上、見んな……」


 いくらでも触られたことはあるが、こんなになるなんて初めてだ。
 基本はこっちが主導権を握りたがるのだが、こうも一方的に好き勝手にやられているのに、嫌な気がしないなんて。


「くそ……お前もこんな気持ちだったのかよ……」


 悔しい。

 なのに、もう少し触っていてほしいなんて……。


「――って! こっちがシリアスな雰囲気にしてるっつーのに、お前は下着下ろそうとすんなよ!」

「えっ!? ご、ごめんなさい……! でも……見てたら、すごい……その……したくなってきちゃって……ごめんなさい!」


 奏は、小学校のときに男子の中で悪戯として流行っていたパンツ下ろしの要領で、一気に脱がした。
 そうしたら、俺のガマン汁まみれの肉棒がぶるんっと姿を現した。
 既に俺の息子は臨戦態勢に入っていて、いつ吹っ飛んでもおかしくない爆弾状態にあった。


 そんな爆弾を……奏はぱくっと一気に口に含んだ。


「ちょっ……!? ちょっと待て……! ん!」


 ペロ、と奏の舌がカリをひと舐めして、徐々にぺろぺろと遠慮がちだった舌も勢いづいてきて、俺の中の波が大きく押し寄せてきた。


「うあっ……!? ちょ、奏……! ま、待てって……それいじょ……!」


 全てが計算なのかと思うほど、奏はひたすらに舐め続け……最後には強く吸い上げた。


「くぅ……! 奏……もういい……もういいって……!」


 貪りつく奏の頭を何とか押すが……力が入っていないのか、はたまた奏の力が強いのか、離れることなく……。


 やべ……やべっ……!

 これ、マジにやべぇヤツだ……!


 何とか堪えるが……ビクビクッ! と結局は押しに負け、体を痙攣させて、発射してしまったのだった……。


―真宙side end―