私の恥ずかしい部分を実況され、もはやどうしたらいいのか分からない。


｢おまけにヒクヒクして……マジにエロい｣

｢んんっっ!?｣


　ヌル、柔らかくて生暖かい──きっとそれは舌で、私の中を掻き乱した。
　ぞわぞわと下腹部から何かが込み上げるような感覚を味わったあと、次はジュルジュルとはしたない水音まで聞こえてきて……。


｢ん！　んっ！　んん……っっ！｣


　ビクビク痙攣すると、スーと太ももに液が伝う……。
　こんなに濡れているのかと、嫌でも気付かされる。


｢止まんね……｣


　何が止まらないのか。
　山下君はやっと口を離したそばから、ガサガサと何かに触る音がする。


　何をしているのかと仕方なく待っていると、私の入り口に冷たいモノが宛てがわれ……入れられた。


｢──っっ!?｣


　冷たくて、固いモノは中で滑り、ぐいぐいと確実に中を広げていくように入ってくる。


｢んっ……んん！｣

｢コレ、試したかったんだろ？　じっくり味わえよ｣

｢んー……！｣


　ｼﾞｭﾌﾟ ｼﾞｭﾌﾟ……


　出し入れを何度も繰り返され、その度に私の腰が揺れるのが分かった。
　

　最初は確かにバイブを試そうとしたが、経験がない私にはハードルが高くて結局、クローゼットの奥に入ったままのものがあるだろう。
　それなのに、今では、山下君に入れられて、腰を振ってしまっている自分がいる。

　バイブって……こんなに気持ちよかったんだ……。


｢ん……っ──〜っっ！｣


　最初の絶頂だった。
　声もろくに出す余裕もなく、上半身はすっかり床について、かろうじて膝はついたままで……結果的には、山下君にお尻を突き出す状態に。


｢もうイった？　まだ入れたばっかだろ？｣


　ｳﾞｰﾝ……


｢っ!?｣


　今度はバイブが動き出し、先端部が私の奥を刺激した。
　機械なので規則的に回転する先端がいい感じに擦ってくる。


｢はっ……すげー腰振ってる……。そんなにいいか、コレ？｣

｢ふっ、ん……んん……んんっっ｣


　すごく気持ちいいよぅ……。


｢へぇ……じゃ、もっと強くしてもいいよな？｣


　え？


　それはどういう意味だろうと思った途端、山下君が動き出した気配を感じ取り、何をしようとしているのかと考える間もなく、クリトリスを摘まれた。


｢んん〜っっ!?｣