11開発
する──と下着を取り、ゆっくりと膣に指を侵入させると、これまたゆっくりに撹拌する。
ときどき肉壁に当たる指が気持ちいい。
ヌプ……ピチャ ピチャピチャ……
「あぁん……ッ、あッ、あ──アァっっ!」
「中に当たるときの声、すごくいいですよ……」
ドキドキと高鳴る音に混ざる、凌君の声や水の音がなんだか心地好く聞こえ、さらに声が上擦っていく。
「アアッ!」
きゅっとクリを摘んだ指に反応し、喉からボリュームや高めの声が洩れる。
凌君はそれを少々乱暴に引っ張りあげ、手を離せば指で左右に弾く。
「あッ!? あ、や……やあァッ、あッあッ──ああァッッ」
フラッシュが焚かれたような、一瞬だけ視界が真っ白になると同時に、体が弓なりにしなる。
その後、疲労感がどっと押し寄せる。
「あ、イっちゃいましたか? すみません、イカせるつもりじゃなかったんですけど……」
私はすぐに嘘だと見抜く。
そうでなければ凌君は笑ってはいない。
「じゃあ、今度はちゃんとイカせるつもりでやりますね」
クリの皮を突如剥いた凌君の指が痛く感じ、嫌だと拒絶してしまうも、彼自身はなんとも思っておらず、無遠慮に指を宛てがった。
「あっ!? や、やだっ……いやあぁぁっ!」
「皮剥かれたの、初めてでした? 大丈夫です、淫乱な綾菜先生だったらすぐにイケるようになりますよ」
そう言って微弱な振動を与えはじめられ、全身痙攣になってそれこそ何度もイってしまう。
初めだからこそそういった刺激の仕方にシフトチェンジしたんだろうが、それだけでも充分に等しいものだった。
──にもかかわらず、私の体はいとも簡単に凌君に開発されてしまう……。