03秘密≠秘蜜
………………
すっかり遅くなっちゃったな……。
仕事がどっとやってきたので、片付けるために18時を過ぎてしまった。
幸い、顧問が鍵をくれたので助かったが。
保健室の前を通って、昇降口に向かう。
そんなときだった。
「んっ……」
ん、何だ、さっきの声?
まるで声を押し殺したような。
その声は保健室から聞こえた気がする。
よく判らないが、左の壁に隠れてそっと覗いてみる。
すると、ちょうど右奥に赤城先生が椅子に座っている。
だが、普通に座っているわけでなく──
嘘だろ?
俺は眼を疑った。
何せ、彼女は自分を慰めていたから。
こちらに脚を広げて自分のアソコに指を出し入れし、小さな胸をぎこちなく揉みながら、妖艶に乱れている。
ここからでも聞こえる色っぽい声を発しながら。
普段見られない赤城先生の姿に、ごくっと唾を飲み込む。
すげー夢中になってるな……。
誰かとセックスしている妄想でもしているように切羽詰まった、ギリギリの表情。
そのエロさがあまりにも凄まじくて、ムラムラしてきてしまう。
いいおかずになりそうだな……。
そう思って、俺はスマホを取り出して彼女がオナる様子を動画に捉えることにした。
少し距離があるので、ヴォリュームをなるべく上げ、ズームする。
携帯越しから聞こえる喘ぎ。
画面に写る先生の容姿──
敏感に反応しているため、ビクンビクンと躯を痙攣させる。
眉をひそめ
──頬を紅潮させ
──眼に涙を溜め
──やっとと言った感じに声を振り絞る──その、何とも言えない顔。
貧乳の頂点で、色素が薄いんだろうピンク色の乳首がビンビンに立ち上がっている。
潤ったアソコに指を出したり入れたりを繰り返し、そのせいで愛液が溢れて椅子に零れ、脚にまで伝って床に数滴垂れている。
全てがエロすぎて我慢できず、俺は無意識で自分の息子を慰めていた。
5分ぐらいして、動画を止めた。
本当だったら最後まで見届けたいが、終わる様子は見られないし、見つかったら色々とまずい。
悔しいが、俺は静かにその場を離れ、下校したんだ。