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キミをつーかまえたっ♪

キミをつーかまえたっ♪



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今日はみんな出かけてて、四つ葉荘は裕ちゃんと私だけ。
だから夕食はトマトカレー。
材料を煮込んでルーを入れて…
「うん、いい感じ。」
味見をしてみた私は会心の出来に思わず顔が綻んだ。
裕ちゃん、喜んでくれるといいな…



ご飯が炊けたので、裕ちゃんを呼びに行くことにした。
裕ちゃんの部屋の扉をノックする。
「裕ちゃん、ご飯出来たよ?」
でも、呼びかけても返事がない。
「あれ?アトリエにいるのかな…」
私はリビングを出て、階段を降りてアトリエを覗いてみた。
でもイーゼルに描きかけの絵は置いてあるものの、肝心の裕ちゃんの姿がない。
「あれ…?どこ行っちゃったのかな?」
アトリエを出て、リビングに一旦戻ってみる。
もう…出かけるなら一言声をかけてくれてもいいのに…
常に自由な裕ちゃん。
そういうところが好きだけど、今はちょっと寂しいなあ…
「もう…せっかくトマトカレー作ったってのになあ…」
溜め息をつきながらキッチンに入った瞬間…
いきなり腰に長い腕が絡まった。



「きゃっ!」
「つーかまえたっ!」
そして背後から聞こえるのは裕ちゃんの嬉しそうな声。
思わず振り返ると、裕ちゃんが嬉しそうに私の腰にしがみついてた…
「ゆ…裕ちゃんってばっ!」
「へへー、びっくりした?」
私の腰にしがみついたまま、裕ちゃんは悪戯っぽく訊ねる。
「もう…何してたの、びっくりするに決まってるよ!」
抱きついたまま離れない裕ちゃんの腕の感触にドキドキしながら、私は答える。
すると、裕ちゃんはパチンとウインクして
「**があんまり可愛いから…悪戯したくなっちゃた!」
嬉しそうに私を見上げて
「俺の為だけに料理してくれる**…大好きっ!」
と言って私の腰に廻した腕に力を籠めた。
そしてお尻の辺りに頬を摺り寄せる…
「ん、や〜らか〜い!」
「ちょ…裕ちゃんっ!」
腰を捩る私に構わず頬擦りする裕ちゃん…
でも、すぐに立ち上がり
「よっしゃ!まずは**が作ったカレーを食べるとするか!」
こう言ってお鍋に近づいた。



「おお〜!トマトカレー!さっすが**、俺のこと考えてくれてる!」
お鍋の蓋を開けて嬉しそうな声を出す裕ちゃん。
そんな彼がなんだか可愛くて…
ちょっとくらいのヤンチャなところは許せてしまうのだった。



「うん、今日はいっぱいおかわりしてね?」
私は笑顔で裕ちゃんに言う。
すると裕ちゃんは満面の笑顔で
「もっちろん!で、カレー食べた後は…**をお腹いっぱい食べちゃうからね!」
と言ってウインクする。
「え…」
「約束…ね?」
裕ちゃんはこちらにすっと近づいたかと思うと、軽く私の唇に自分の唇を重ねた。
「うん…」
小さく頷く私。



それから、みんなが帰ってくるまでの僅かな時間だけど…
しっかりと裕ちゃんに捕まえられてしまっていた。






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四つ葉荘の明るいセクハラ大王・裕ちゃんです♪
楽しそうですね〜裕ちゃん!
でも裕ちゃんにならこんな風にいきなり抱きつかれても
「もう〜裕ちゃんてばあ!」
なんて笑って許したくなりますうふふ♪
(それはお前が裕ちゃん大好きだからだろという突っ込みはなしの方向で)


裕ちゃんにぎゅっされたいなあ♪
ヒロインちゃんも可愛らしい。

カナエちゃんいつもありがと!
タイトルと文章は勝手に考えました。
センスなくてスミマセン…

2011/03/27 up




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