「なぁ」
「なに? あ、アクエリ味薄かった?」
部室の端っこで、アクエリの粉を入れたポットの中身をぐるぐるかき回すなまえ。今日はちゃんと長めの立海ジャージを着ているけれど、普段はダサいとかなんとかで着ていない。だけど仕事はきっちりこなすから、文句は言えなかった。まぁ幸村君いる時はちゃんと着てるし、別にたいした問題じゃないけど。
「ちげえよ」
黒髪に大きい目。白い肌に細い腕、そして腰、足。なのに胸は十分にあって、どこからどう見ても完璧な女だった。幸村君の彼女ってだけで清楚に見えたし、大いに納得できた。当初は。
「じゃあなに?」
「……お前ヒモパン持ってる?」
だけどなまえは俺の予想を上回る女だった。あんな純粋そうな顔をして、中身はただのド変態だったんだから。
こうして俺が下着の話を突然出しても、あいつは怯みもしない。ただふと振り返って、口元を優しく上げるのだ。あーあーあの口でしゃぶられてぇ。
「持ってるよ」
なまえが俺に近づいてくる。ベンチに寝転がった俺の頭の近くまでやってきて、俺を見下ろすように笑った。
「……今日、ヒモパンだし?」
「まじで」
髪を耳にかける動作がとてつもなく綺麗だ。そしてその手がだんだん腰の辺りまで下がっていって、なまえのハーフパンツにかかる。思わず息を呑んだ。こんないやらしい動作、普通の中3女子ができるものなのか。
「見してくれんの」
「……ふふ、見たい?」
ハーフパンツが床に落ちた。なまえはゆっくりと右足、左足とそれを脱ぎ去り、また俺の頭の近くに立った。もともと男用のジャージは、なまえの体よりもふた周り近く大きくなっていて、俺の位置からじゃその中身は見えない。だけど俺の視線はなまえのそこに釘付けで、それに気づいているなまえは意地悪げに笑うのだ。
「見たい」
俺は我慢できなくなって、起き上がってベンチに座った。なまえの下腹部が丁度目の前にくる。鼻先からそこまで20センチほどしか離れていない。
なまえの右手が、ジャージのチャックを下ろすのが聞こえた。その時間がとんでもなくもどかしい。やばい、勃ってきた。
「はい」
チャックが全部開いて、なまえのパンツが丸見えになった。ピンクのヒモパン。俺がサイドの蝶々結びをとけば、なまえのそこが、見える。なんて無防備な。
「舐めて良い?」
「パンツの上から、ね」
俺はその言葉を聞いて、まるで飛び掛るように顔を埋めた。そこ独特の匂いとなまえ自身の匂いが混ざって、とてつもなくエロかった。舌を伸ばして刺激するように舐めてやれば、そこはピクリと反応した。
「ん、……ブン太の変態」
「あぁ?お前が言える義理もねぇだろい」
俺の股間はもう元気になっていて、もうなまえに挿れたくて挿れたくてしょうがなかった。
「なぁ、して良い?」
なまえが少しでもその気になるように、強弱をつけて刺激してやる。ほんのりピンクに染まった頬。熱い吐息がエロい。
「だあめ」
「え、」
にっこり笑うと、なまえは俺の傍から一歩離れた。俺の唾液がなまえのそこと糸を引く。ここでお預けくらってたまるか!
「いいじゃん、ちょっとだけ」
「ブン太のちょっとはいつも長いんだもん」
いつの間にかハーフパンツを履いたなまえが、先ほどまで混ぜていたアクエリ専用ポットまで歩いていく。おいおいどうすんの、俺のちんこ!
「は、マジかよ」
「うん。まじまじー」
クスクス笑ってポットを手に取ると、部室のドアに手をかけるなまえ。やばいと思ってすぐに後ろから抱きしめた。肩に顔を埋めて、できるだけ低く囁く。
「なぁ、お願い」
するとなまえはこっちを向いて、俺の股間に手を伸ばす。あれ? やる気になった?
「ここが精ちゃんよりも大きくなったら、いくらでもしてあげる」
指先でそこを弾かれて、俺は震えた。すぐに指が離れていって、なまえも俺の腕の中から抜けていく。
「また今度ね」
「ちょ、おい!」
バタン、無残にも俺だけそこに残されてしまって、速攻でトイレに駆け込む羽目になってしまった。
部活が終わった午後7時、なまえがいつも通りの短いスカートを履いているのを見て、あの下のヒモパンには乾ききっていない俺の唾液となまえの体液がついているのだと思うとまた俺の股間は少し持ち上がった。