しりとりしましょ!

(※会話文のみ)


『あー……ヒマだ。ヒマすぎて死にそうだ何かゲームしようぜ!なーアスベルー暇』

「まあ、その気持ちは分かるけどな。俺に言われても困るって。無茶振りしないでくれ」

「練習でもしたらいかがですか?あのほら……ええと、さ」

『サックスのことか?やだよ後で片付けんのめんどいし』

「しりとりとかする?暇潰しになるし」

「しりとり…やるのも久しぶりね」

「ね!皆でやろうよ」

『よっしゃ!んじゃしりとり大会でもすっか。負けた奴罰ゲームだからな』

「何させるつもりなの?罰ゲームにも色々あるけれど」

『どれも捨て難くはあるけど……無難に"尻文字"じゃね?』

「?尻文字ってなぁに、教官」

「ん?尻文字ってやつはな、尻を使って文字を書くんだぞ」

『そーそー。こーやって…こーすると』

「トマト」

『とまぁ、こんな感じだ』

「だから何で貴女はそう恥ずかしげもなくやるのよ!!」

『よっしゃ、じゃあ始めんぞー!(無視)テーマは"術技"または"地名"な!濁点とかを付ける、取るはOK!まずはしりとりの"り"から…リーンフォース。次相棒、す』

「す…す、スカラーガンナー。ソフィ、あ」

「あー、あ…アストラルベルト。パスカル、と」

「とーとートリニティビット。ごめんシェリア!また、と」

「とー…あ、刀輝。次はヒューバートね、き」

「キュア。マリクさん、“あ”です“あ”」

「“あ”か……アタラキシア」

『"あ"?また"あ"?んー…お、アンスタンヴァルス』

「"す"だな。……スプレッド」

「ど………ドラゴンスレイヤー」

「"ー"だし"あ"だね。えー…アクアバレット」

「と……うーん、闘技島」

「"う"ですか…海辺の洞窟」

「つ………"つ"ってあったか?」

『?………あ、アレはどうですか?相棒の月夜に沈め!って台詞。技出す時使ってるので』

「でも、技の名前ではないし…ダメなんじゃないかしら」



「「「「「「……………」」」」」」

「今の流れで"ら"は無理だってシェリアー」

「嘘!?ごめんなさい!!」

「でも楽しかったね、会話しりとり」

『罰ゲームのくだりは焦った……咄嗟に尻文字でトマト書いたあたしナイス!』

「"よっしゃ"って2回言ってたもんな」

「全く、くだらない…」

「とか言いつつ弟君も上手いこと繋げてたじゃん!」

「う……」

『にしても面白かったなー!またやろーぜ!!』



そのあとは、皆でくっだらない話をしながら街を目指しましたとさ。
おしまい。



しりとりしましょ!
(次さー、戦闘中とかやってみね?)
(危ないですよ!)
(えーでも面白そう!)
(わたしもやってみたい)
(俺も賛成だ)
(教官まで…じゃあやってみるか)
(そうね)





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