『ん…』




目を覚ましたゆなは上半身を起こし、その拍子に額に乗せられていた濡れタオルが布団に落ちる。




『濡れタオル…?』




ゆなは落ちたタオルを手に取り首を傾げる。濡れタオルなんて自分で用意しただろうか。




「やっと起きたか」




ちょうどそこへ来たサスケは手に持った鍋を机に置いてベッドの端に腰掛けると、ゆなの熱を測るために首筋に触れる。




『先輩何で…』


「玄関で倒れただろ」




サスケの言葉にゆなの記憶が少しずつ戻る。そういえば彼が様子見に来てくれたような気がする。




『もしかして、運んでくれたんですか?』


「放って帰れねぇからな」


『す、すみません…』


「まぁ、あれだけ汗かけば熱も下がっただろ」


『汗拭いてくれたんですね。服も…』




そこまで言ってゆなはピタリと止まる。服が変わっているということは、誰かがゆなの服を脱がせたという事になる。




『サスケ先輩、私の服変えました…?』


「残念だったなイタチじゃなくて」




不敵な笑みを浮かべるサスケとは裏腹に、ゆなの顔からみるみるうちに血の気が引いていった。






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