「なら、予行練習に相手してもらおうか」
『へ?』
トンと軽く肩を押され、ゆなはいとも簡単にソファーに押し倒される。
『ちょ…冗談やめてください!』
ゆなは自分の上に跨がるサスケを押し返そうとするが、逆にその手を掴まれ拘束される。
「どうしたゆな、耳まで真っ赤だぜ?」
『んっ…』
耳元で囁かれた声にゆなの口から思わず声が漏れ、自分の声に恥ずかしくなったゆなはサスケから顔を背ける。
『っ…//』
「どうした?急に大人しくなって」
ゆなはニヤリと笑うサスケを睨みつけるが、涙目のゆなはいまいち迫力に欠ける。
ガチャ
「さて、任務も終わったしゆっくりと…」
開けられた扉に一瞬助かったと思ったゆなだったが、入り口に立つ人物の姿にその期待は崩れ去る。
『い、イイイイイタチさん!?』
そこにいたのは任務帰りのイタチとカカシ。
ゆなの気持ちを知ってか知らずか、サスケと同じくサディストのカカシはゆなをからかい始める。
「仲が良いとは思ってたけど、いつの間にそんな関係に…」
『ご、ごごごご誤解です!!単なる先輩と後輩です!!』
「なんだよゆな、往生際が悪ぃなぁ」
『!?』
カカシの言葉に悪乗りしたサスケは、ゆなの顎に手を添えると唇を厭らしく親指でなぞる。
口角を上げて自分を見下ろすその表情が妙に色っぽくて、思わずゆなの瞳が揺れる。
「それじゃ、邪魔者は退散しますか」
カカシの声にハッとしたゆなが視線を扉に戻すと、カカシは既にドアノブに手を掛け部屋を出る準備をしている。
『いやぁああああ!!』
カカシとイタチはそのまま待機所を後にし、待機所にはゆなの悲鳴が響き渡った。
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