「美形な子を安く買えて得したわ!」




萩本屋へと連れてこられた愛梨と伊之助は、ゴシゴシと手拭いで顔を拭かれ化粧を落とされる。

化粧の下から現れた整った顔に満足した様子の遣手は早速二人を店に出そうとする。




「えーと、名前は何て言ったっけ」


「………」


『愛梨です、こっちは猪子』


「歳は?」


「………」


『17です、猪子はひとつ下の16です』




天元の言いつけを守り口を開こうとしない伊之助に、女は伊之助が口のきけない病気なのかと疑い始める。




「猪子は口がきけないのかい?」


「あ゛?」


『い、猪子は昨日から喉の調子が悪くて!声が枯れているのでしばらく喋れません』


「そうだったのかい、なら猪子はしばらく裏で雑用だね。愛梨は今日から客を取ってもらうよ」


『え?』







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