俺の彼女はクソ可愛い。何がそんなに可愛いのかって、とにかくこれがもう可愛いんだ。例えればキリが無いんだが、俺を呼ぶときの微笑んだ顔はまさしく天使だ。いや、天使を超える美しさを持つ。それが彼女なのだ。





「なまえちゃん」

「なあに?サンジ」




フォーリンラブ!!
なんて可愛いんだなまえちゃんんん!その笑顔を見れただけで俺は幸せだあァァア!




「土曜日に合コンに誘われたんだ。どうしようかな」




さぁ、その可愛い顔で、その可愛い声で、「行かないで」って甘えてくれ!「サンジと一緒にいたい」と言ってくれなまえちゅわあああん!




「うん、行ってらっしゃい」




………ただ欠点をあげるのなら、あまりにも放置プレイなことだ。束縛なんかはもってのほか、俺が他の女の子と話しているのにも何も言わない(それだけで言うのはおかしいって?俺はなまえちゃんがマリモやクソゴムと話すのも嫌なんだ!)。だから、彼女に嫉妬してもらいたいのに出来なくて。だからこうして美女ばかりの集まる合コンの話題を持ち出したのに反応は無し(何ィイ!?巨乳の金髪ちゃんがいるだと!?)。




「い…行ってもいいの?」

「うん」

「本当に?寂しくないのかい?」

「…?大丈夫だよ?」

「………っ!」




まさか、まさか。
彼女には俺の存在なんてどうでもいいのだろうか。俺は彼氏だぞ!?可愛い可愛いなまえちゃんの恋人だぞ!?なのに…!


もう何もやる気がない。合コンにも行かねェ。…愛しの彼女から振られたのだ、結局俺なんてそんな存在だったんだ。
ぐったりと肩を落とした俺に、なまえちゃんは変わらず可愛い可愛い声で俺の名前を呼んだ。……やっぱり可愛いんだァァア!




「私は土曜日はサンジとお家でゆっくりしたかったな、なんてね」

「…っ!」




むぉおっちろんだァァア!


抱き締めたら、やっぱり可愛く笑うなまえちゃんが可愛くてしょうがない。彼女と一緒にいられれば、土曜日の合コンなんて小さいゴミのようだ。たくさん彼女とイチャつくぞォォオ!




あの子には勝てない



(サンジと一緒にいたいの)
(…可愛いっ…!)




20100805

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