あー!ちょっとマルコ隊長ー聞いてくださいよー!あのね、今日エース隊長とご飯食べてたんですよ、そしたらね!隊長ったら、お前太ったか?って言うんですよ!?食べたもんが体力じゃなくて体重にいくんだなって!体力つけて強くなろうって思わないのかって!私は非戦闘員の雑用だっての!別に強くならないでいいし、そして逆に痩せたわァ!あのね、だから言ってやったんです。隊長は食べたものが筋肉にいっちゃう筋肉馬鹿ですねって!そしたらあっちもあっちで怒っちゃってね。あーイライラするー!





マルコー!マルコマルコマルコ!聞いてくれよ、おい無視すんな。さっきな、なまえに筋肉馬鹿って言われたんだ。あいつな、俺が太ったかって聞いたのに怒ったらしいんだ、そんだけで怒るか普通。いや、あいつ今日に限ってブカブカの服着てるからよ、見間違えた俺も悪いんだが。戦わないなら隠れてればいいのに、あいつ戦闘中に限って用事で外出たりするじゃねぇか。守るこっちの身にもなれっつーの。大体筋肉ってつけたくてつけるもんじゃねぇんだよ、俺の筋肉は悪くねぇ!





……でもね、私、体力つけなかったら多分、もっとエース隊長に助けてもらえると思うんです。さすがに太るのは嫌だけど、隊長に助けられるんなら幸せなんです。結局私ってああ言いながらも、筋肉のある隊長が大好きなんですね。あー、なんか隊長に会いたくなってきた…私謝りに行ってきますね。マルコ隊長ありがとございました!





……でもな、俺の筋肉が増えるってことは体力が増えることだろ?そしたら今まで以上になまえ守ってやれるじゃねぇか。結局俺は太ってても痩せてても、戦わないなまえを守ってやるのが好きなんだよ。…よし、ちょっと折れてくるか。心配すんなって、ちゃんと仲直りするから。…ハ?心配してないって?しろよオイ。





何なんだよい、あいつらは。結局ぐちぐち言っても自分の悪いとこ認めるんじゃねえかよい。…もうお前らお願いだから二度とくるな、それとそんなくだらない理由で喧嘩する暇あるんだったらちょっとは自分の仕事しろよい…それからなら来てもいいよい。






不死鳥の憂鬱






「エース隊長ごめんなさいぃ!やっぱエース隊長が大好きなの!」


「俺もだなまえ!これからも俺が守ってやるよ」


「うん、マルコ隊長より筋肉あるエース隊長が好き!好き好き好き!」


「マルコみたいになまえ放って戦わないから、ちゃんと助けてやるからな!」


「うん!」




…やっぱお前ら二度と来るなよい。





20100518

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