【奴隷のいない国】
ラテシエ国の王女の16歳誕生日式典に招待されたから興味のある奴は馬車に乗りな

ラテシエ王国は奴隷の無い国だ、必要ないんだとよ この前フローウィ国で出た高価なお菓子の材料は大体がこのラテシエ産なんだ
俺達が何気なくとってる食事のも大体な…

本題になるが何故誕生日式典に招待状が来たかっつうと、王女の両親がお亡くなりになってな、気丈に振る舞ってはいるが影で泣いてる姿を使用人達が見てる。

ラテシエ王女は治癒能力者でな、幼いながらも一度に使える量が桁違いでよ国の誰でも怪我人なら治療してやるし…国民を大事にする王女だから国民も王女が大事なんだろうよ。結婚出来る年齢になったもんだからまた大変なんだ

王女の婚約者がアシブ王つってな…目の前で殺しておいて婚約は破棄させないって話だ

アシブ王国は空に浮いてるこれも奴隷の無い国だ、浮遊奴隷をかき集めて国を浮かせて…荒れくれ者を引き抜いて…いわば奴隷の巣窟だ下克上を掲げて他の国を襲う事で食ってる…強いぞ。アシブ王も元は奴隷だったのを今は亡き女王陛下が拾ってきたって話だ…前にも話したが呪い狩りで殺された王を追ってな…アシブ女王陛下は ラテシエ王女と全く同じ治癒能力者だったらしい

アシブにいいようにされるか、キリボクに狩られてしまうのか…そんな噂が出て
フローウィ国の女王陛下
イェチア国の女王陛下も来てる

あ、ついでだがイェチア国は霧の中に存在する…教会だ。聖なる力か何だかんだ知らないがアシブもキリボクも見つけれないあたり本当かもな




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