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触る

ベッドの中で、足を絡めて、もう寝るからとほかに人が居るわけでもないのに額がぶつかりそうな距離でヒソヒソと喋っていた。
涼太は性感を擽るでもなく、子供をあやす様な手付きで俺の肩を撫でている。ただただ大事にされる触れ方に照れてしまって、目の前の滑らかな顎に噛み付いた。髭の生えにくいそこを、ガジガジと甘噛むと、痛い痛いと涼太はクスクス笑った。
それまで肩や背中に触れていた手が腰のあたりに降りてきて、指先が下着のゴムの下へ潜り込む。
「寝るんじゃねーのかよ」
「あんたが誘ってきたんでしょ?」



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