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苦しくて、苦しくて、もう立ち上がれないかと思った。気が抜けたのか、本当に足に力が入らない。すがり付いた足は微動だにせず、握りしめた拳の沈黙は重い。この人も悔しいのだ。今まさに俺が、おおっぴらに悔しがることすらできなくさせている。それが情けなくて、また涙が出た。

本当の無力感と絶望感は膝から下の機能を奪う
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先輩がポツリと呟いた、悪かったという言葉が、意識の中に静かに滲んだ。



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