「クリスマスなんて言った奴はこの俺が直々にぶっ飛ばしてやるから前に出ろ」
「…どうしたんすか、沢田四席…」
「気にすんな阿散井。毎年のことだ」
「毎年って…何でッスか?」
「アイツにとって雛祭り、エイプリルフール、クリスマスは魔の行事なんだよ。過去のトラウマがどうとか」
「なるほど。だから十一番隊には微塵もクリスマスの雰囲気がないンすね…。そしてあの隊士の屍の山はぶっ飛ばされた奴か…」
「まったく、これっぽちも、欠片も、気にしない剛の者もいるがな…」
「え?」
「ツッくぅぅぅん!」
「あれ、副隊長。どうしたんですか」
「メリークリスマス!」
「副隊長ォォォ!一角さんのセリフ聞いてないンすか!?」
「メリークリスマスです、副隊長」
「…………あれ?」
「ツッ君!私今年良い子にしてたよね!」
「そうですね。副隊長は可愛いからそれだけで良い子ですね」
「……一角さん」
「何だ、阿散井」
「何で沢田四席は副隊長『だけ』には甘いンすか」
「『可愛いは正義』、だそうだ」
「十一番隊の九割九分は可愛くないと思うンすが」
「だから他には平等に厳しいだろうが」
「なるほど……」
「サンタさん、来るかな?」
「副隊長は良い子だから来ますよ。きっと禿げで目つきの悪いサンタが」
「おい綱吉!誰のことを指してンだ!」
「副隊長は何が欲しいンですか?」
「沢田四席の安心のスルースキル炸裂だ…」
「お菓子!いーっぱい欲しい!」
「きっと両手じゃ抱えきれないくらいくれますよ。禿げのサンタが」
「俺は禿げじゃねぇ!剃ってンだ!」
「ケーキもくれますよ」
「俺を無視すんなぁぁぁぁぁ!」
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ツナのキャラがだんだん壊れていく今日この頃。
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