「店主、焼き鳥追加」
「へい」
「おい、どんだけ食う気だ!」
「だってお前の金だし」
「だからって遠慮を微塵も感じさせない注文の仕方をするな!」
「えー、いいじゃん。たまには」
「こいつは……!」
「あっ、いたいた」
「あれ、炎真。どうしたの、こんな焼鳥屋まで。一本食べる?」
「十一番隊に行ったらこの店だって聞いてね。迎えに来たんだ。それじゃ遠慮無く。うん、美味しい」
「迎え?何の?」
「今日はリボーンさんにツナを捕まえてこいって言われててね」
「げっ、リボーンに?…何の用だろ」
「そんな嫌そうな顔はしない方が良いよ。どこで見ているか」
「んー…行かないと駄目?」
「可愛く言っても駄目。連れて行かないと俺が怒られる。それに、説教とかじゃ無いと思うよ?」
「何でそう言えるんだよ」
「だって誕生日じゃん。ルーチェさんにも連絡とっているみたいだし、たぶんユニや白蘭も混ぜてパーティーじゃない?」
「リボーンパーティー好きだもんなぁ」
「と言うか、僕等の血縁者や親戚含めた知り合いみんなが好きだよね、パーティー」
「本当。仕方ない、行くか。でもこの注文したの食べてからね」
「僕も食べて良いかい、一角さん」
「おう。もう自棄だ。どんどん食え」
「それじゃ、待たせるわけにもいかないし、早く食べよう」
「うん。頂きます」
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綱吉誕生日記念短文二個目。
この後、遅いと結局リボーンに怒られたり。
その隣の部屋ではルーチェさんやユニや白蘭や守護者のみんなが笑いながら待機してたり。
リボーンの誕生日もやれば良かったかな。
以上、ツナの記念短文でした。
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