「ツナ大変アル!レンジが爆発したネ!」
「ええ!?何で!?生卵でも温めたの!?」
「姉御がレンジに入れただけネ」
「流石姉上。僕達の想像を軽く越えるね」
「冷静に言ってないでよ新八君!どうしよう、これじゃケーキがなくなる」
「『ケーキ作りは女の子に任せろ』って言葉は信じない方が良かったね…」
「んだと眼鏡!その唯一の特徴割るぞ!」
「止めて割らないで!」
「唯一の特徴は否定しないんだ!?」
「でも、本当にどうしよう、ケーキ」
「買ってくるアルか?」
「そんなお金ないよ…レンジはまだ使える?」
「姉御が今掃除してるネ。いけるアル」
「それじゃ、もう一回チャレンジしてみよう。今度は俺と新八君で」
「神楽ちゃん達は部屋の飾り付けお願い」
「仕方ないアルな。引き受けてやるアル」
「さぁ、銀さんが帰ってくるまでに頑張ろう!」
「「オウッ!」」
玄関の外まで響いている声に、白髪は一人笑った。
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銀さん誕生日記念短文一個目。
今の誕生日。
一日遅れでごめんよ銀さん。
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