燃え上がれ死ぬ気の炎!
 




「ピンポンパンポーン。こちらは以前やった質問コーナーの回答を基に作られている。因みに、第六回での回答だ。そちらには既に彼等の予想属性が書かれているので、読んでからの方が分かり易いかもしれない。以上、注意だ」
「……ジョット。何やってんだ?」
「おお、銀時。何、気にするな。あっ、因みに」
「?」
「俺達過去組は出てこないので、あしからず」

以上、注意事項でした。







もしも銀さん達が死ぬ気の炎を灯せたら。考えなかったことがないとは言わない。彼等ならリングを灯す覚悟を心に秘めているだろう。



「喰らえ!かえんほうしゃ!」
「何の!リフレクター!」



「死ぬ気の炎はポケモン技じゃないです!」



だけど、頼むから死ぬ気の炎で遊ばないで。





「やっべ、何これめっちゃ楽しい」
「銀ちゃん、私の赤い炎で部屋の壁がなくなったアル」
「新八に構築してもらえ」
「新八はあそこでお通ちゃん1/1フィギアを構築中ネ」
「んだよ、趣味に生きてんな。こんな凄ェのをそんなことに使うなよな」
「どうせだったら食べ物構築すればいいアルよ」
「お、良いな、それ。パフェ食い放題じゃね?」
「甘味もいいけど米の方がいいアル!」
「おい、新八の顔がかなりキモい事になってんぞ」
「マジでか。私にもう話しかけないで」



綱吉の怒りの絶叫まであと五秒。





正座。姿勢正しくすわること、と広辞苑には載っている。
その姿勢で座る場面は様々だ。茶の席から、何か親にお願いする時に正座する人もいるだろう。
怒られる時にも正座もする。

「何やってんですか、アンタ等は」
「サーセン」
「サーセンアル」
「お通ちゃんが……1/1が……消し炭に……」
「死ぬ気の炎は遊びの道具ではありません」
「サーセン」
「サーセン」
「炎が……オレンジの……炎が……」

綱吉は一つ溜め息をついた。

「……真選組の方は大丈夫かな……」





「凄ェな。これならバズーカがいくらでも増やし放題だぜィ」
「……硬化って、何出来んだ?」
「おお、お妙さんからの愛の拳で受けた怪我が治っていくぞ」
「弾もバズーカも次々と増やせんな。刀も……お、出来た」
「……壊れて困る物……刀か?折れないようにするくらいか?」
「うおっ!顔が毛むくじゃらに!?」
「近藤さん、本物のゴリラみたいになってんぜ」
「毛だらけはケツだけにしとけよ、近藤さん」
「うおおお!爪が、爪が畳に刺さった!ぬ、抜けない!?」

「そのまま折れろ!」
「はは、楽しそうなのな!」

獄寺の右足の回し蹴りが、近藤の垂直に刺さった爪を真ん中でぽっきりと折る。山本はその隣で真選組の反応を見て楽しそうに笑っている。

「ちょっ、獄寺君危ない!爪をそんな乱暴に扱わないで!足で折らないで!」
「黙れゴリラ!死ぬ気の炎で遊ぶな!」
「ちょっ、その左腕の何!?その髑髏何!?口から何か出んの!?怖いからこっち向けないで!?」





ゆらゆら ゆらゆらゆら

「晋助様、めっちゃ綺麗ッス!」
「ほう。これは見事なインディゴでござるな」
「一体どの様な原理で指輪から炎が出るのでしょうか。それも、意志に反応してなど」
「指輪から炎って、何かロマンチックッス!」
「これでこの箱が開くござるか?」
「何でも『属性』と言うのがあるらしく、それに当て嵌まらねばならない様です」
「何かゲームみたいッスね」
「漫画みたいでござるな」
「ジャンプみたいですね」

ゆらゆらゆら ゆら ゆらゆら

――ジョットの炎と形も色も違う……。

己の指輪に灯る炎を隻眼で眺め、高杉は煙管の煙を吐き出した。





何処を見ているか分からない瞳を持つ白いペンギンを伴った、黒髪長髪の攘夷志士は膝を抱えていた。

万事屋の玄関の前でスタンバッてました。





万事屋のみんなも真選組の人達も死ぬ気の炎を灯せました。俺はあんなに苦労したのにね……流石です、皆さん。
でも遊ばないで。







**********

『銀魂メンバーの炎属性を考えてみる』
のリクエストでした。

何故彼等はリングを持っているの、や、鬼兵隊はリングや死ぬ気の炎に何で疑問を持たないの、や、ヅラに関する問題はスルーで。深く考えて話を作らないのです。あくまでもしも銀魂世界に死ぬ気の炎があったら、です。

リクエストありがとうございました!



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