太陽のデイジー | ナノ 登場人物設定

※ネタバレ含みます。


大きな大陸に4つの国があり、
北のハルベリオン
西のエスメラルダ
東のシュバルツ
南のグラナーダ
で分けられている。

遠い海の向こうに他の国もあるが、作中では出てこない。
エスメラルダ王国が舞台である。


《第一部登場人物まとめ》

【主人公】

デイジー・マック
黒髪に紫の瞳を持つ美少女。
元捨て子で、赤子のときに嵐の晩に森の奥で置き去りになっていた。心優しい熊獣人一家によって育てられる。
生まれによる差別や侮蔑に負けじと努力できる逞しい子。成績トップレベルを維持する才女で、将来の夢は高給取り。
魔力を持っていることが判明したので、高給取りの魔術師になるのが目標。


【獣人の村に住む住民たち】

マック家
熊獣人の一家。次男のリックが森の中でデイジーを保護して連れて帰ってきて、親が見つからなかった為、我が子同然に育ててくれた。獣人ヒエラルキートップに属する。
お父さん、お母さん、長男カール、次男リック(本名パトリック)

カールは妻帯者のため、独立済
お嫁さんタナ、長男ハロルド


テオ・タルコット
狼獣人の少年。
デイジーの同い年の幼馴染で何かに付けてデイジーを追いかけ回して構い続けている。デイジーの匂いが好き。鼻が利くので、村のどこにいるかすぐに察知できる。
白銀の髪に灰銀色の切れ長の瞳を持つ。端正な顔立ちをしている。
デイジーにただならぬ想いを抱いている。


ミア・エイミス
猫獣人の少女。
デイジーとテオの幼馴染。
村で評判の美人で縁談が殺到しているがどれも断り続けている
テオに恋心を抱く。


【エスメラルダ魔法魔術学校】

カンナ・サンドエッジ
デイジーの同室者。ウザ絡みのカンナと呼ばれている。試験前には毎回デイジーに泣きついてくるが何故か憎めない子。よくお菓子を配ってくる。
アプリコットブラウンの髪と紅茶色の瞳を持った少女。


マーシア・レイン
デイジーの2歳上の少女。くるくるした赤毛の眼鏡っ子。飛び級したときに一時期同じクラスだった。掴みどころのない性格をしている。
戦闘科目が得意。


エリーゼ・ファーナム
デイジーの2歳上の公爵令嬢。王太子の婚約者。とある事件で関わり、一時的に交流を持った。
貴族としての矜持を持ち合わせていながらも、優しい面もある少女。


クリフォード・エスメラルダ
エスメラルダ王国の王太子。婚約者のエリーゼと同い年。金髪碧眼の王子様。
デイジーとはちょっとした事件で関わって、一時的に交流を持った。


ビーモント先生
一般塔の教師で、デイジーの優秀さ加減によく振り回されていて胃が痛い先生。


フレッカー卿
特別塔の教師で、貴族の嫡男でありながら学問に生きている人。
デイジーのことを応援して色々お世話してくれた恩師。


【?】

カミル・マクファーレン
貴族子息。王太子と公爵令嬢に良くしてもらってる優秀なデイジーに悪意を抱き、仲間とともに卑怯な手を使って嫌がらせを働く。
やり口のせいで、後々退校処分になった。





《シュバルツ王国内の領地について》

フォルクヴァルツ…北のハルベリオンとエスメラルダ辺境に位置する。ハルベリオンに攻め入られ、多くの被害を被った領地。過去にはシュバルツの砦と言われていた。
デイジーの育った獣人村の隣に位置する。

ビルケンシュトック…エスメラルダと南国グラナーダ辺境に位置する。工業が盛んな領地。

シャウマン…ビルケンシュトック隣に位置する伯爵領。農業が盛ん。ビルケンシュトックと事業の共同運営している。


※貴族社会では魔力のない人間は価値がないと見なされる傾向がある。
魔力を持つ両親から生まれた、魔力なしの子どもを魔なしと呼ぶ。


《第二部登場人物まとめ》

【還らずの森】

ルル
還らずの森の谷底ドラゴン
父親は運命の番の元へ行き、捨てられた母親は狂って死んだ。
独り身の老ドラゴンが哀れんで育んでくれたが、その彼もハルベリオンの兵士によって殺害される。
ひとりぼっちになってしまったのでデイジーと旅に出ることにした。デイジーと一心同体の術で契約しており、意思疎通が出来てヒト化も可能。
120歳超えだが、人間に当てはめると11・12歳位の少女。


メイ
デイジーに命を救われた姉狼。恩返しのためにデイジーの眷属に。
よく弟から食べ物を奪っている。


ジーン
迷子のところをデイジーに保護された弟狼。乱入する形でデイジーの眷属になった。
いかつい見た目の割に甘えん坊。


【シュバルツ王国】

ラウル・シュバルツ
シュバルツ王国の王太子。
アステリア(デイジー)の婚約者だった相手。現在は白紙撤回となっている。
大巫女に懸想している。白金色の髪と青灰色の瞳を持つ。


大巫女アレキサンドラ
シュバルツ王国の大巫女。元伯爵令嬢だったが、神殿入りして俗世を捨てた。
女神を敬愛する金髪碧眼の美しい少女。
彼女の父と兄はとんでもない節操なしで、彼らに嫌気が差して神殿入りしたと言われている。


【フォルクヴァルツ家】

ゲオルク・フォルクヴァルツ
辺境伯。デイジーの実父。
偶然ではあるが、発作を起こしているところを生き別れの娘によって命を救われた。


マルガレーテ・フォルクヴァルツ
ゲオルグの妻であり、デイジーの実母。
行方不明である娘の事を想って病んでいた。デイジーと同じ色、似た面差しをしている。


ディーデリヒ・フォルクヴァルツ
デイジーの実兄。
他の貴族青年よりも明らかに苦労して育った人。妹のことは一歩下がって見ている。比較的冷静な人。


※消えた姫君…シュバルツ侵攻の際に混乱に巻き込まれて消えたフォルクヴァルツ辺境伯令嬢のこと。


(使用人)
女家庭教師 ギルダ・ヒンケル
元子爵令嬢だった。魔なしのため家を追い出され、自力で職についた家庭教師。
しかし歪んだ貴族・魔術師コンプレックスを持っており、デイジーをイビって追い詰める。
後に解雇となった。


ロジーナ(故人)
男爵家出身だったが、魔なしだったため家を追い出された。メイド育成校で優秀な成績を修めたためマルガレーテによってお世話役に抜擢された。
シュバルツ侵攻で主人となる赤子を守り、命を落とした。


【シャウマン家】

エドヴァルド・シャウマン
シャウマン伯爵の嫡男で魔なし。貴族社会では致命的欠陥のため、冷遇されるが腐らず自分の能力を発揮させて内政を執り行う。領民や使用人たちに慕われている。
母親の長患いを治してもらうためにデイジーに頭を下げて、診に来てもらった経緯がある。

シャウマン伯爵
愛人と愛人との間に出来た子と豪遊している。一時は圧政を行い、民を苦しめてきた。現在の内政は嫡男に投げている。
正妻とは政略結婚で、十数年会話していない。
色々あった後に隠居生活する。


シャウマン伯爵夫人
原因不明の病のため、長年寝たきりになって表舞台にでていない。
一人息子のエドヴァルドを見捨てず、魔なしとしての生き方を師事した強い女性でもある。


【ビルケンシュトック工業の街の人達】

ベル
道具工房の跡継ぎ娘。
デイジーの注文を受けてドラゴン革のブーツを作った。大やけどを負った際にデイジーに救われる。


ダン
ベルの父親で工房の店主。腕が良く、心許した人には色々良くしてくれる。


【敵国・ハルベリオン】

島流しになった犯罪者や行き場をなくしたならず者が流れ込む不毛の土地。
奪う殺すが日常となっている。法律はあってないもの。力が物を言う国。


キッカ
還らずの森で出会ったハルベリオンの少女。母親は海の向こうの東の国の出身で、出稼ぎ中に父親に拉致されて連れてこられたらしい。デイジーよりも3歳ほど年下。
ハルベリオンや父親を憎んでいる。


ハルベリオン王
謎の多い人物。
かのリリス・グリーン事件に一枚噛んており、エスメラルダ転覆を目論んでいた。不治の病の噂がある。


フェアラート
元シュバルツの高等魔術師。仄暗いことをし続け、ゲオルクに密告されて国外追放された。庶民出身で才能はあったものの、野心に燃えて狂ってしまった人間。
デイジーの実父であるゲオルクを恨んでいる。


カミル・マクファーレン
数々の悪事により、貴族の生家を追い出された。祖国を裏切って悪事に手を染めた。デイジーのことを逆恨みしてる。


【獣人の村】

レイラ・バーンズ
デイジーの2歳下の狼獣人の少女。別の村出身。獣人村の婚活パーティでテオと出会う。テオの運命の番。


ブルーノ
レイラの幼馴染の 大猩々 おおしょうじょう 獣人の青年。レイラを恋い慕っているはずだが、テオとレイラを番わせようと躍起になっている。

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