ちまちま | ナノ
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※幸村妹設定

「ねね、3人で花火大会行かない?」
「えー、人多い…」
「じゃあ仁王はパスで、俺は行くぜい」
「デートだ!」
「ラブラブしよーなぁー」
「ちょお待ち。誰も行かんとは言っとらん」
「なに、来るの」
「じゃあ決まりね。明後日だから予定入れないでよ」
「んー」
「あ、浴衣着てこいよ」
「マジでー」

** 当日

「準備できた?」
「うん。みてみて浴衣超似合うんだけど」
「馬子にも衣装ってこういう事を言うんだね」
「イヤミか」

―― ピンポーン‥‥

「ブン太達きたみたい」
「はーい」

「よぉ。浴衣似合ってんじゃん」
「馬子にも衣装じゃな」
「それお兄ちゃんにも言われた」
「まだお前の髪終わんねえの?」
「ブン太せっかち!」
「フフ、もう少しで終わるから。あ、迷子にはならないようにね」
「お兄ちゃんやっぱり来ない?」
「うん。お土産よろしくね。はい、髪の毛できたよ」
「わー、ふわふわ。私かわいくね? やーん、かーわいー!」
「自分で言うかそれ」
「ありがとー」
「どういたしまして」
「んじゃ行こうぜ」
「丸井が穴場ゲットしてきたきに」
「おー!ブンちゃん偉い」
「天才的だろぃ?」
「じゃあ行ってきまーす」
「行ってらっしゃい。たくさん貢いでもらうんだよ」
「ちょ、幸村君なに言ってんの?!」
「うんっ!」
「いや、うんじゃねーよ。可愛くねーよ!」
「女の子に出させるなんて男じゃないよねっ」
「ねっ」
「じゃあ仁王が出せば」

** 出店をまわることになりました

「どこから行きたい? たこ焼き?」
「ねー、ブン太いないよー」
「マジでか」
「迷子だよあの人ー!」
「どーせまたその辺で買い食いしとるよ」
「個人行動多いよね」
「待って今 丸井に電話 ―――‥」

『なんだよ』
「お前さん今どこに居るんじゃ」
『あ? 焼きそば並んでるー』
「じゃあ俺らの分の食いもんも調達して来て」
『おー、あとで穴場行くわ』


――― ピッ

「食いもん買って来るって」
「におー、カキ氷食べよー」
「行くかー」
「いぇー!」

** 30分後

「仁王 射的うまいねー」
「プリッ」
「いっぱいとったねー。このぬいぐるみお兄ちゃんにあげよ」
「あ、そだ。幸村にこれ渡してもらえるか」
「いいよー、お好み焼き?」
「そ、幸村にお土産。まあお前さんのこと家まで送るからあとででええか」
「お兄ちゃん喜ぶよ、ありがとう」
「いやいや。礼にはおよばんぜよ」

** イカ焼き頬張る丸井くんの到着

「いやぁ、おまたへー。なーにイチャこいてんだよ」
「あ、迷子の丸井くんだ」
「あ、酔っ払いの丸井だ」
「うるせーよ」
「たこ焼きある?」
「イカ焼きもあるぜ」
「ぷ。パシリ」
「は?ちげーし。仁王の分とかねーし」
「え、ちょ、うそうそうそ。ブンちゃん超大好き」

「仁王の愛とか別にいらねえから」
「うまぁー」
「ほれ、ブンちゃんのためにジュース買っといてやったきに」
「ったくよー」
「拗ねなさんなって(‥単純)」
「このたこ焼きと焼きそば、幸村君に‥‥」

「2人ともホントは私じゃなくてお兄ちゃんが好きなんじゃないの?」
「え? いやいやいや、別にお前の事も好きじゃねーし」
「俺としては、好きな子のお兄ちゃんに媚売っとこうかな、と」
「お兄ちゃん愛されてるなぁー‥‥」



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勿論 尊敬なんですけどね。


10万打アンケ参考/とある日のとある空