![]() == == == == == ▼もし赤面したのが石切丸だったら 「す、すまない主……!つい…」 慌てる石切丸。 体を離そうとするがシュークリームを落とさないようにと夢叶がしっかりと手に手を添えているのでままならない。 「ん?いちいち手を洗いに行くのも面倒だからね。」 ケロッとした顔で笑うのだった。 ー先に赤面した方が負けでしょうー ▼舐めたのが夢叶だったら 「「あ、」」 ぽっと顔を赤らめて顔を反らす2人。 手まで離したのでシュークリームは空しく石切丸の服の上に落ちた。 「あっ、拭くもの拭くもの…!」 慌てて布巾を取りに立つ夢叶。 それを追いかけようとして畳にまで被害を増やしてしまう石切丸だった。 ー女性がすることではないのでしょうー ▼口の周りを拭いてもらおう 主の反応に一計思い付いた石切丸。 夢叶の言う通り、残りを一気に食べると口の周りにクリームがついた。 それに満足してそのまま待つ。 夢叶が戻ってきた所で、笑顔を見せる。 とても美味しかったよ、と。 「く、口っ。口拭かないと…!」 慌てて手拭いではなく、自分の袖で口許を拭ってやる。 石切丸は思惑通りに甘えることができて満足気だ。 そして更に甘やかしてもらうべく、目の前の主を腕の中に閉じ込めた。 == == == == == == == == == == 「いっ、石切丸ー!節度はどうしたの、節度は!」 「たまには、ね」 ← | |