![]() == == == == == 「決定事項だそうだ。主は審神者を引退なされる。 皆には次の主を誠心誠意支えてほしいとのことだ。 …ただ、不満がある者は主直々にお話しくださるそうだ」 長谷部殿もお辛いのだろう。 「兄貴はどうするんだい?」 「私は……」 私はどうするべきなのでしょう。 最後まで主の命に従うべきなのでしょうか…。 「まだ分かりません…。お前はどうするのです」 「あたしゃ主のとこに行ってくるさ」 ! 「不満がないわけじゃないさ。 でも仕方がないって納得してる」 では何故…。 「だからさ、ちょっと話して心の整理つける時間くれたっていいじゃないか。……兄貴も思うトコがあるなら出遅れないようにね」 私はその夜、主の部屋を伺いました。 ((現世に思うことなどあまりありません。しかし…)) == == == == == == == == == == 「長谷部殿はどうするのでしょうか」 「そりゃ主命通り次の奴に従うんでしょーね」 「そうでしょうか…?」 「でもありゃ納得してないわ。いつかボロが出る」 ← | → |