![]() == == == == == 突然恋人の声が出なくなると… 結論 『心配で甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるようです』 「惣右介、声出るよ!」 翌朝、元気な表情で惣右介に報告する。 「良かった。 もうソラの声が聞けなかったらどうしようかと思ってたよ」 そんなこと言いながらソラを抱き締める。 「大袈裟だよ」 「そんなことないさ」 惣右介はソラを抱き上げた。 「今回の1件で声がどれだけ大事か分かったよ。 やっぱり気持ちは口で伝えないとね…。 それに、昨日聞けなかった分、色々な声が聞きたくなった」 == == == == == == == == == == 「……はい?」 「だから、ソラの色々な声が聞きたい」 「いや、色々って言われても私の声は1つだけだから」 「そうじゃなくて、笑ってる時の声とか困ってる時の声とか」 「今まで聞いてきてるじゃん」 「じゃあ喘ぎ声でも聞かせてくれるのかな?」 「……自分で喉潰しちゃうけど?」 「それは困るな」 ← | |